12日に開かれた石川県議会一般質問で、県は災害などの有事の際、すぐに避難所が開設できるよう能登地区を中心に各市町の避難所などにキーボックスを設置する方針を示しました。
元日の能登半島地震では、能登地域の6市町において14か所の避難所などで、施設のカギが取り出せないなどの理由から、やむなく窓ガラスが割られるケースが相次ぎました。
避難所開設の遅れにもつながるとして12日、県議会の一般質問で、石川県は各市町の避難所などにキーボックスを設置する方針を示しました。
キーボックスは暗証番号を入力するものや震度5弱以上の揺れで自動で開くものなどがあり、中にある施設の鍵を簡単に取り出すことができます。
石川県によると小松市など一部の市町ではすでに設置が進められており、能登の6市町でも設置を促進する方針です。
また、県は仮設住宅などの入居者約1万世帯を対象に実施している住まいの意向調査の結果を、来年4月までに取りまとめる方針を示しました。
自宅の再建や賃貸住宅への入居など世帯ごとの希望をまとめ、必要数の災害公営住宅の確保を急ぐとしています。
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