能登半島地震の影響で延期されていた石川県出身の戦没者を追悼する式典が20日、金沢市で開かれました。
石川県戦没者慰霊式は、明治維新から第二次世界大戦までの3万2千人あまりの県出身の戦没者を追悼するものです。
例年、夏に開かれていますが、ことしは会場となるいしかわ総合スポーツセンターが9月末まで、地震の1.5次避難所として使われていたため、延期されていました。
20日の式典では約700人の遺族らが参列し、冥福を祈りました。
参加した遺族:
「(亡くなった叔父に)ここに来れば少しでも会えるかなと」
石川県遺族連合会・今田 勇雄 理事長:
「孫、ひ孫の皆さんにこの会を引き継いでいただく過渡期にある。こんなことがあったということを強く伝えていきたい。そんな運動をこれからも続けていきたい」
石川県遺族連合会によりますと、高齢化などから会員数は減少傾向となっていて、今回の参列者もコロナ禍前の3割程度にまで減っているということです。
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