お面をつけた子どもたちが港町を回る神事で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「面様年頭」が14日、石川県輪島市で行われました。
面様年頭は、輪島市の輪島崎町に伝わる厄よけの神事で、地元の小学生2人が夫婦の神様「面様」に扮して町内を回ります。
去年は能登半島地震の影響で中止となったため2年ぶりに開かれました。
「面様年頭~」
面様が玄関先をサカキの枝で叩いて清めると、付き人が大声を上げ面様の来訪を知らせます。
例年、港町の約150軒を回りますが、去年の地震による被害で町外に避難したり仮設住宅に住む人も多いことから、この日は神社の氏子2軒のみの訪問となりました。
住民は:
「きょうは出来てよかったと思います。復旧復興が早くできて従来通り、前のような平和な日々が来ますようにと、そういう具合に願っております」
住民たちは静かに、地震からの復興と海上の安全を祈っていました。
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