市川 栞 キャスター：
木曜日は気象予報士 小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします。
小野 和久 気象予報士：
お願いします。
市川：
小野さん、きょうは晴れ間も出ましたが、寒い日が続いていますね。
小野：
今夜は雨や雪が降りますが、土日は晴れます。
小野：
気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは、朝まで雪や雨が降りますが、土日は晴れるでしょう。
市川：
土日は大学入学共通テストがあります。朝の最低気温が低いですね。体調管理に気を付けて頑張ってほしいです。
小野：
週明けは、くもりや雨の日が続くでしょう。今の時期の最高気温は7度、最低気温は1度くらいが平年並みですので、日によって差が大きいでしょう。
小野：
さて、こちらは、あすの予想天気図です。いつもお伝えしているように、寒気の色分けの3段階の中間の色が、地上で雪を降らせる目安の寒気です。
ここで、市川さんにクイズです。この予想天気図以外に気象衛星の画像を使って…
小野：
寒気が強いかどうかをある程度、見分けることが出来るんですが、この2つの画像で寒気のより強い方はどちらでしょうか。
市川：
気象衛星の画像で寒気の強さがわかるんですね。
右側のほうが日本海にびっしりと雲があって、雪雲が発達しているような気がしますので、右側の方で…
小野：
正解は…その通りです。寒気が強いと、日本海の一面に雪雲が発達します。
そして、もうひとつ、注目したいのは…大陸からどのくらい離れた所から雪雲が出来始めるかです。
市川：
左と右を比べると、右のほうが大陸からすぐの所で雲が出来始めていますね。左は少し離れています。
小野：
この出来始めの距離が短いほど、寒気が強いと言われています。
小野：
大陸の岸からどれくらい離れているかと書いて「離岸距離」と呼ばれています。
市川：
離岸距離…初めて聞きました。
小野：
寒気が弱いと、雪雲は日本海にある程度進んでから出来ますが…
小野：
寒気が強いほど、日本海との温度差が大きいために、海に出るとすぐに雪雲が出来てしまうんです。
小野：
きょうの衛星画像を見てみましょう。離岸距離は少し短めですから、まだ、寒気は強いようです。
市川：
衛星画像は、スマホなどで気象庁のHPから簡単に見られますので、一度、確認したいと思います。
小野：
最後に気象台の週間予報でこの先の天気をもう一度、確認しましょう。
小野：
あすは朝まで雪や雨が降りますが、土日は晴れるでしょう。週明けは、くもりや雨の日が続くでしょう。
今の時期の最高気温は7度、最低気温は1度くらいが平年並みですので、日によって差が大きいでしょう。
市川：
土日は晴れマークですが朝の最低気温が低いので、体調管理に気を付けたいですね。小野さんとお伝えしました。
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