全国で顕著となっている若者のスキー離れ。白山ろくのスキー場では31日、スキー人口の減少に歯止めをかけようと、ある取り組みが行われました。
「こんにちは、栗山未来です。きょうはここ石川県のジャーン! 一里野スキー場」
31日、白山一里野温泉スキー場で動画の撮影を行っていたのは、富山県出身で日本のトップスキーヤー栗山未来さんです。
栗山さんは、北陸信越山岳観光索道協会が行っているウインタースポーツの普及に向けた動画プロジェクトの一環で、北信越各地にあるスキー場のコースを紹介しているほか、初心者向けに安全に滑るテクニックなどをレクチャーしています。
この日は、颯爽と滑る姿を動画に納めたほか、スキー教室の授業で訪れていた児童たちとふれあい、実際に一緒に滑ってスキーの魅力を伝えていました。
スキーを教わった子ども:
「しっかり膝も倒れていたし、いい滑りだなと思いました」
「ターンが綺麗で、私もあんなふうになりたいと思いました」
この取り組みの背景にあるのはスキー人口の減少です。
白山一里野温泉スキー場では昨シーズン、能登半島地震の影響もあり来場者数は20パーセント減。SNSなど発信を通して誘客につなげるのが狙いです。
ナショナルデモンストレーター・栗山 未来 さん:
「発信をすることで石川県にどんどん人が来ていただいて、スキー場の魅力と文化の魅力を知っていただくことで、どんどん足を運んでいただくというところにつながっていければいいなと感じています」
白山一里野温泉スキー場は、3月16日までのオープンを予定しています。
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