数年に一度の寒波の影響で県内は断続的な雪となっています。気象台では、8日頃にかけて高波への警戒と、大雪による交通障害に注意・警戒するよう呼び掛けています。
雪が降りしきる日の出前の金沢市内。車には、雪がこんもりと積もっていました。
住宅地では、早朝から除雪に追われる人の姿が
住民は:
「5時半くらいからです。やっぱりこれくらいじゃないと仕事に間に合わないんで」
明るくなってからも多くの住民がスコップを手に…
住民は:
「もう降らないでほしいですね。雪が結構水っぽいんで、すごく重くて、腰にきますね」
午後5時の時点で白山河内で97センチ、金沢で22センチなどの積雪が観測されている県内。
県によりますと今回の大雪では除雪作業中に県内であわせて2人がけがをしています。
いまだ上空に居座り続ける大寒波。このあとも8日の土曜日までは大雪を降らせるなどの影響がある見込みです。
5日は、交通機関にも影響が。JR七尾線は普通列車4本と特急列車1本、IRいしかわ鉄道では、普通列車12本が運休。
空の便は、小松空港の福岡便4便、能登空港の羽田便2便が欠航となりました。
そして、影響は、金沢市内の道路でも。
この雪で、車がスタック。何度アクセルを踏み込んでも…
テレビ金沢の記者も手伝い…なんとか脱出することができました。
住民:
「人生初。もうええなと思いました。もう初めての体験でもうええわ」
5日朝は、子どもたちの通学路も雪の中。
児童:「足痛くなる」
(Q.今後雪どうなってほしい?)
児童:「う~ん...」
一方で、県内では南加賀を中心に公立小中学校73校と公立高校15校が臨時休校となりました。
加賀市では。
村松 朋哉アナウンサー:
「この場所は駐車場なんですが、私の膝の辺りまで雪が積もっています。そのため車が出せない状況になっています。」
温泉地も観光客の姿はまばら…大雪を警戒して、臨時休業としたお店も。
こうしたなか店を開けていた人は。
店主:
「やっぱりお客さんは少ないです。実際旅館とかのキャンセルも相次いでいると聞くので、それは仕方ないかなと思っています」
予想よりも少ない雪となった輪島市でも…
住民:
「なかなか動かんわ。今度の雪は軽いげんけど指が力ないげん」
除雪には、ひと苦労。
七尾市も。
住民:
「予報は大雪大雪と言っていたから、やっと来たかなと思って。要らないですよね」
近くでは…
消防が、消火栓を覆う雪を取り除いていました。
消防:
「七尾管内で800個。これが使えなかったら大変です」
気象台によりますと6日夕方までの24時間で予想される雪の量はいずれも多い所で加賀の平地で25センチ、山地で60センチ、能登の平地で30センチ、山地で40センチ。
さらに、7日夕方までは加賀の平地で20センチ、能登で15センチ。
8日土曜の夕方までは加賀能登ともに平地で20センチ、となっています。
気象台では、県内では、8日頃にかけて高波に警戒し、大雪による交通障害に注意・警戒するよう呼び掛けています。
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