最強・最長の寒波襲来から1週間。冬型の気圧配置は徐々に緩んできていますが、石川県内は11日まで雪の降りやすい状態が続く見込みです。この先も路面状況の変化や落雪など、まだまだ注意が必要です。
依然として強い寒波の影響を受けた10日朝の石川県内。
冬型の気圧配置は次第に緩んできていますが、気圧の谷や寒気の影響を受け、雪ときどき曇りの不安定な天気となりました。
午後5時の積雪は七尾で35センチ、珠洲で31センチ、金沢で25センチ、加賀中津原で73センチなどとなっており、各地で雪かきする人の姿が見られました。
住民は:
「大変です。手伝ってほしいくらいです。水含み過ぎてめちゃめちゃ重たいです」
こうした中、金沢市内に開設された排雪場では…
重盛 友登 記者:
「金沢市大桑町に来ています。こちらの排雪場では開設から4日たった今日も、雪を積んだトラックが続々と入ってきています」
こちらでは開設以降、1日あたり約800台のトラックが出入りしているといいます。
一方、除雪中とみられる事故も相次いでいます。
消防などによりますと、8日午後1時頃、加賀市内で70代の男性が深さ2メートルの側溝に落ちる事故があり、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
このほか、9日までに石川県内で12人のケガ人が報告されています。
このあとから11日夕方までの24時間降雪量は、多い所で加賀の平地で5センチ、能登の平地で8センチと、石川県内は11日まで雪の降りやすい状態が続く見込みで、除雪のため、のと里山海道の徳田大津インターチェンジから穴水インターチェンジまでの区間で午後9時から通行止めとなります。
気象台ではこのあと石川県内全域で高波や落雷、突風に注意するよう呼びかけています。
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