起業を目指す若者らが、にぎわいの創出や地域経済の活性化に向けたビジネスプランを発表するコンテストが、石川県小松市で開かれました。
小松市内で行われたのは、起業を目指す若者たちが地域経済の活性化に向けたビジネスプランを発表するコンテストです。
この日のコンテストには予選を勝ち抜いた5人の起業を目指す若者たちが参加。
現役の起業家の指導の下、8カ月にわたって磨き上げたそれぞれのビジネスプランを発表して競い合いました。
「今では、さまざまなデジタルコンテンツが充実していますが、体験に勝るものは少ないと思います」
中には、収穫や仕込み、デザインなどを体験できる小松ならではのクラフトビールの製造のほか、高齢化が進み、墓の跡継ぎがいないといった現代ならではの「お墓問題」にも言及…
「地域の多様なニーズに応える伝統を供えた複合施設として納骨堂だけでなく、コミュニティサロンを建設する予定です。従来の葬儀、法事だけの従来イメージだけでなく、学びや楽しみを共有できる心の拠り所として進化させていきます」
社会問題の解決と地域のコミュニティづくりを重ね合わせたビジネスプランが提案されました。
小松市・宮橋 勝栄 市長:
「既存産業をしっかりと伸ばしていくことも大事ですけど、これから先の産業を新たにつくっていく必要があります。将来の新たな小松の稼ぎ頭になっていってほしいと思います」
小松市などでは、既存企業の上場や若い世代の起業家輩出に向けて、今後も積極的に起業家の育成支援に取り組みたいとしています。
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