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輪島塗の“大盃”で回し飲み 石川・小松市で「起舟祭」“海の安全と豊漁”祈る

テレ金NEWS NNN 2025年2月11日 19時17分

1年の漁の始まりを告げる起舟祭が11日、石川県小松市の神社で行われ、漁業関係者らが海での安全と豊漁を祈願しました。

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起舟祭は藩政時代から石川県内各地の港町で毎年行われていて、冬の間、浜に引き上げてあった漁船を2月11日に起こして海に浮かべ、その年の大漁を祈ったことから始まる、漁師たちにとって旧正月の大切な行事です。

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小松市の安宅住吉神社では、県漁協小松支所の組合員ら約30人が訪れ、地元に伝わる木遣り音頭が奉納されました。

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そして、こちらの起舟祭では、輪島塗の大きな盃でお神酒をまわし飲みするのが習わしです。

県漁協小松支所・森田 博正 運営委員長:

「海水の温度が去年はすごく高かったので、例年獲れる魚が(去年は)本当に少なかったですよ。ことしはぜひたくさん獲れたらいいなと思って」

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漁業を取り巻く環境は、担い手不足に加えて燃料価格の高騰が続き、依然として厳しい現状ですが、地元の漁師たちは、ことし1年の豊漁に期待を寄せていました。

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