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請求書を完全ペーパーレス化、OBCの「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」

週刊BCN+ 2021年4月9日 16時16分

 オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、販売管理システム「商奉行クラウド」と連携し、請求書を完全にペーパーレス化できる「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」を4月23日に発売する。

 奉行Edge 請求管理電子化クラウドは、商奉行クラウドで発行できる多彩な指定請求書をそのままのイメージで電子化して、タイムリーに送付することが可能。また、タイムスタンプが自動付与されるため、デジタル化された請求書を受領する取引先もそのままデジタルデータで保存することができ、電子帳簿保存法に対応できる。指定日時でスケジュール化すれば、請求書PDFを自動送付でき、印刷から封入・封函・送付の作業時間をゼロにし、コストを大幅に削減できる。

 具体的には、商奉行クラウドに搭載されているオリジナルフォーム機能により、多彩な請求書のフォーム設計と電子化を実現。あらかじめ用意されているフォームの編集や社印出力、任意の文字・線の追加などが自由に行えるため、従来のフォームや取引先指定のレイアウトを変えることなく、すべての請求書を電子化できる。

 受領側が受け取りやすくペーパーレス化を実現しやすいように、請求書のPDFデータに自動でタイムスタンプを付与することで、電子帳簿保存法に対応。発行側も、一度も紙に出力せずに電子データで送付する「電子取引」に該当するため、双方でペーパーレス化を実現できる。

 配信スケジュールを設定し、商奉行クラウド上で発行処理するだけで、指定の日時に請求書データが取引先にメールで自動送付される。また、請求書データを再送する場合は、画面上から配信履歴を指定してワンクリックで送付が完了する。請求書発行や再送の作業時間と発送コストがなくなり、送付の期限や漏れに気を使う必要がなくなる。

 インターネット環境さえあれば、在宅やテレワーク環境で請求書発行の業務が行え、アフターコロナの多様な働き方に対応できる。また、大切な請求データを守るためのセキュリティ対策も万全。マイクロソフトのテクノロジーによってネイティブに開発・運用され、通信はすべて暗号化し安全に保護している。すべての企業で、世界レベルのセキュリティ環境で安心して新しい働き方を実現できる。

 今後は、請求書の受領データをウェブ上で参照・検索できる機能追加を予定しており、受領側の利便性を向上することで、中堅・中小企業がよりペーパーレス化に取り組みやすいよう強化していく。また、請求書と納品書の電子化にとどまらず、発注や受注・支払い・見積もりなどのさまざまなデータの授受ができる仕組みを検討し、ペーパーレス化領域の拡大にともなう大幅なコスト削減を実現できるプラットフォームを目指す。

 税別価格は年額3万円。契約は、法人単位での年間契約となる。

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