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SBT、日本国土開発に「clouXion」の各サービスを導入

週刊BCN+ 2021年6月3日 15時15分

 SBテクノロジー(SBT)は、Microsoft 365導入・運用支援サービスとMicrosoft 365を有効活用するためSBT独自となる「clouXion(クラウジョン)」の各サービスを日本国土開発に導入した。

 日本国土開発は、土木・建築を中心に事業を展開する総合建設会社。51年の設立以来、土木工事の機械施工開拓や建設機械の賃貸、土木工事の請負など、さまざまな事業を手掛け、総合建設業へと発展している。近年の急速なビジネス変化に柔軟に対応していくため、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、システム基盤の再整備の一環として基幹システムの刷新を行っている。

 情報システム部では、業務のIT化や運用にかかわる業務負荷軽減、さらに人材育成などの業務変革を進めているが、基幹システムリリース後に、ユーザーからの電話やメールでの問い合わせが増加すると考え、人員不足や業務負荷の増大に対する備えが必要と考えていた。また、Microsoft 365を有効活用するためのガバナンス強化や、情報漏えいを防ぐためのメールセキュリティ強化、スマートフォンのリプレースに向けたセキュリティ対策など、DXに向けたさまざまな検討課題を抱えていた。

 SBTは、Microsoftソリューションへの豊富な導入実績と、顧客のMicrosoftソリューションを活用したDX推進を支援するための独自サービスclouXionを展開しており、今回のMicrosoft 365導入で想定されるさまざまな課題に対応できることからclouXionの導入に至った。

 導入効果として、問い合わせ業務をチャットボットが自動で行う「Knowledge Bot」では、約100件のFAQが登録され、1週間で数十人のユーザーが利用している。また、質問内容からユーザーが求めていることが分かるため、システム改善への活用も期待されている。メールセキュリティサービス「Mail Safe」では、ユーザーが意識することなくファイルにパスワードを自動付与して送信できるようになったため、セキュリティの強化を実現できた。

 今後は、Microsoft Teamsのチーム作成や配布リストの作成を自動化するために「Provisioning Flow」のリリース、また、メールベースで行っている入社時の貸与物申請など、社内に点在する申請の電子化を進めることも計画している。

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