グーグル・クラウド・ジャパンは5月25日、記者発表会を開催し、その席上でファーストリテイリングとNTTデータが「Google Cloud」の活用事例を紹介した。
説明会の冒頭では、グーグル・クラウド・ジャパンの平手智行・日本代表が登壇。「この1年で多くの企業が変革の必要性を認識し、DXへの取り組みを加速させた。その中で、クラウドを活用することでさらにイノベーションを推進することができる」と述べた。
続いて、ファーストリテイリングの田中大・グループ執行役員がGoogle Cloudの活用について説明を行った。同社は「情報を商品化する」をテーマに、顧客ニーズを理解してすぐに商品化する「有明プロジェクト」を推進。その一環として2018年からGoogle Cloudを利用開始し、AIを活用した顧客体験の提供などに取り組んでいる。
Google Cloudを利用した取り組みの一つとして、「Google Workspace」をグループ全社員13万人に導入したことを紹介した。各国の店舗スタッフの意見や、各国の商品の売れ筋傾向などGoogle Workspaceにより収集し、マルチクラウドデータウェアハウス「BigQuery」で分析、製品開発に反映しているという。また、これらの情報とAIを組み合わせることで、より高精度な需要予測が実現できるとしている。田中大グループ執行役員は「弊社は小売業ではなく、『情報製造小売業』として事業展開している。情報を活用した製造を行うことで、求められる商品を作ることができる」と話した。
NTTデータでは、キャッシュレス決済プラットフォーム「CAFIS」を発展させるために開発している中核プラットフォーム「Omni Platform(仮称)」に、Google Cloudの技術を採用した。
同社のITサービス・ペイメント事業本部カード&ペイメント事業部の神保良弘・デジタルペイメント開発室長は、開発を進める中で、「ビジネスアジリティ」「ミッションクリティカルシステムの安定運用」「内外のセキュリティ脅威への対応」が課題となったことを挙げ、「これらの課題を同時に解決する手段の一つとして、Google Cloudを採用した」と言う。具体的な活用事例として、コンテナアプリケーションの管理プラットフォーム「Anthos」を利用することで、ハイブリッド/マルチクラウド環境において、アプリケーションの統合管理を行っていることなどを紹介した。(岩田晃久)
説明会の冒頭では、グーグル・クラウド・ジャパンの平手智行・日本代表が登壇。「この1年で多くの企業が変革の必要性を認識し、DXへの取り組みを加速させた。その中で、クラウドを活用することでさらにイノベーションを推進することができる」と述べた。
続いて、ファーストリテイリングの田中大・グループ執行役員がGoogle Cloudの活用について説明を行った。同社は「情報を商品化する」をテーマに、顧客ニーズを理解してすぐに商品化する「有明プロジェクト」を推進。その一環として2018年からGoogle Cloudを利用開始し、AIを活用した顧客体験の提供などに取り組んでいる。
Google Cloudを利用した取り組みの一つとして、「Google Workspace」をグループ全社員13万人に導入したことを紹介した。各国の店舗スタッフの意見や、各国の商品の売れ筋傾向などGoogle Workspaceにより収集し、マルチクラウドデータウェアハウス「BigQuery」で分析、製品開発に反映しているという。また、これらの情報とAIを組み合わせることで、より高精度な需要予測が実現できるとしている。田中大グループ執行役員は「弊社は小売業ではなく、『情報製造小売業』として事業展開している。情報を活用した製造を行うことで、求められる商品を作ることができる」と話した。
NTTデータでは、キャッシュレス決済プラットフォーム「CAFIS」を発展させるために開発している中核プラットフォーム「Omni Platform(仮称)」に、Google Cloudの技術を採用した。
同社のITサービス・ペイメント事業本部カード&ペイメント事業部の神保良弘・デジタルペイメント開発室長は、開発を進める中で、「ビジネスアジリティ」「ミッションクリティカルシステムの安定運用」「内外のセキュリティ脅威への対応」が課題となったことを挙げ、「これらの課題を同時に解決する手段の一つとして、Google Cloudを採用した」と言う。具体的な活用事例として、コンテナアプリケーションの管理プラットフォーム「Anthos」を利用することで、ハイブリッド/マルチクラウド環境において、アプリケーションの統合管理を行っていることなどを紹介した。(岩田晃久)