週刊BCNは6月10日、「バックアップのニューノーマルに乗り遅れるな!withコロナ時代のニーズを満たすソリューションとは」と題してセミナーを開催した。注目の先進バックアップソリューションを提供するITベンダーが登壇し、製品戦略や販売戦略について解説した。
●20%を超える成長率のヴィーム
プログラムの冒頭を飾ったヴィーム・ソフトウェア システムエンジニアリング部の村田朋和氏は「ハイブリッドクラウド環境のバックアップの新定番。簡単、柔軟、確実なデータマネジメントとは。」をテーマに講演。「Veeam」製品はバックアップ分野のリーダーであり、パートナーの商機も大きいことをアピールした。
村田氏はVeeamを顧客やパートナーに勧めるポイントとして、「簡単」「確実」「売れている」の3点を挙げた。実作業が20分程度でインストールできるほど容易であり、ヴイエムウェアの戦略的技術パートナーの1社として認められているという。信頼性を担保する機能として、仮想ネットワーク上でバックアップからVMを直接起動してバックアップの正常性確認やパッチ適用テストが実施できる「Virtual Lab」なども紹介した。
市場シェアは「世界第2位、欧州ナンバーワン」として、データレプリケーション・保護市場で20%を超える成長率を誇ることもアピール。その上で「Veeamは物理、仮想、クラウド、アプリなど、あらゆる環境について包括的なデータ保護・管理を提供する」と語った。
続いて登壇したHYCU,Inc. システムズ・エンジニアの吉田幸春氏は「プラットフォーム特化型で変わる/変える、マルチクラウドのデータ保護」と題してプレゼンを行った。HYCUはグローバルで2000社以上の顧客、350社以上の販売パートナーを持つ。吉田氏は「ニュータニックスとの強い結びつきが知られているが、グーグル、マイクロソフトの戦略パートナーであり、各環境に特化したデータ保護を提供し、マルチクラウド環境を連結できる」とアピールしつつ、ニュータニックスとの連携に特化してHYCUの強みを説明。ニュータニックス製品の最新機能にいち早く追随し、HYCUにしかできない強力な連携機能がいくつもあると語った。
HYCUの特徴としては、「Nutanix Files」などニュータニックス製品の機能を有効活用できる点と、シンプルかつ高速である点を挙げた。また、アプライアンス「Nutanix Mine with HYCU」もラインアップし、ランサムウェア対策に活用できるとした。
●DruvaはSaaSのデータ保護に強み
Druvaの三輪賢一・システムエンジニアリング本部長は「在宅勤務 x SaaSデータのセキュリティはどう実現する? 月額900円から始めるリスクマネジメント」と題して講演した。三輪本部長はテレワークやクラウドの拡大でゼロトラスト技術の実装が進んでいると前置きし、「守るべきはデータ。そのデータに脅威とコストもたらす存在(データ損失、セキュリティリスク、法務、コンプライアンス違反)に対して、インフラの変化に合わせたデータ保護・統制が必要」と訴えた。
この課題に対するDruvaのソリューションとして、エンドポイントとSaaSアプリのデータ保護を提供する「inSync」を紹介した。inSyncは、AWS上で提供されるクラウドネイティブなサービス。厳しいプライバシーとセキュリティの認定を受けており、スケール(オンデマンドの自動的な拡張)、スピード(容易な設定)、TCO(低コスト)に優れていることを強調した。
講演の最後にはデジタルテクノロジーの堀口聖太・SIビジネス部主任が登壇し、「当社はディストリビューターとしてDruva製品の一貫したサポートを提供する」とアピールした。
最後のセッションではTwoFiveの伊藤隼人・開発マネージャーが登壇。「マルチクラウド時代のバックアップで、スピード、コストに差をつけるクラウドストレージRSTORのご紹介」と題して講演した。伊藤マネージャーは低コスト、スケーラビリティー、地理的分散などのメリットからバックアップ用途としてのクラウドストレージの利用が進んでいるとし、「選択のポイントはロケーション(複数の地域や国にDCがある)、RPO/RTOを満たすパフォーマンス、そしてコスト。バックアップ要件に適したサービスを選択すべき」と語った。
その上で、TwoFiveが代理店となっているRSTORのエッジ分散型オブジェクトストレージ「RSTOR Space」を紹介した。RSTOR Spaceは、世界で1万社以上にサービスを提供し、日本でも東京と大阪にDCを開設している。「コストメリットも非常に高く、リストアコストはゼロで済む。先ごろアークサーブとのパートナー契約を結んだほか、APIにより主要なバックアップソリューションと連携できる」とアピールした。
講演の最後には、ITジャーナリストの谷川耕一氏と週刊BCN編集長・本多和幸が直近の市場動向をテーマにディスカッションした。
●20%を超える成長率のヴィーム
HYCUはニュータニックスと密に連携
プログラムの冒頭を飾ったヴィーム・ソフトウェア システムエンジニアリング部の村田朋和氏は「ハイブリッドクラウド環境のバックアップの新定番。簡単、柔軟、確実なデータマネジメントとは。」をテーマに講演。「Veeam」製品はバックアップ分野のリーダーであり、パートナーの商機も大きいことをアピールした。
村田氏はVeeamを顧客やパートナーに勧めるポイントとして、「簡単」「確実」「売れている」の3点を挙げた。実作業が20分程度でインストールできるほど容易であり、ヴイエムウェアの戦略的技術パートナーの1社として認められているという。信頼性を担保する機能として、仮想ネットワーク上でバックアップからVMを直接起動してバックアップの正常性確認やパッチ適用テストが実施できる「Virtual Lab」なども紹介した。
市場シェアは「世界第2位、欧州ナンバーワン」として、データレプリケーション・保護市場で20%を超える成長率を誇ることもアピール。その上で「Veeamは物理、仮想、クラウド、アプリなど、あらゆる環境について包括的なデータ保護・管理を提供する」と語った。
続いて登壇したHYCU,Inc. システムズ・エンジニアの吉田幸春氏は「プラットフォーム特化型で変わる/変える、マルチクラウドのデータ保護」と題してプレゼンを行った。HYCUはグローバルで2000社以上の顧客、350社以上の販売パートナーを持つ。吉田氏は「ニュータニックスとの強い結びつきが知られているが、グーグル、マイクロソフトの戦略パートナーであり、各環境に特化したデータ保護を提供し、マルチクラウド環境を連結できる」とアピールしつつ、ニュータニックスとの連携に特化してHYCUの強みを説明。ニュータニックス製品の最新機能にいち早く追随し、HYCUにしかできない強力な連携機能がいくつもあると語った。
HYCUの特徴としては、「Nutanix Files」などニュータニックス製品の機能を有効活用できる点と、シンプルかつ高速である点を挙げた。また、アプライアンス「Nutanix Mine with HYCU」もラインアップし、ランサムウェア対策に活用できるとした。
●DruvaはSaaSのデータ保護に強み
クラウド需要に応えるRSTOR
Druvaの三輪賢一・システムエンジニアリング本部長は「在宅勤務 x SaaSデータのセキュリティはどう実現する? 月額900円から始めるリスクマネジメント」と題して講演した。三輪本部長はテレワークやクラウドの拡大でゼロトラスト技術の実装が進んでいると前置きし、「守るべきはデータ。そのデータに脅威とコストもたらす存在(データ損失、セキュリティリスク、法務、コンプライアンス違反)に対して、インフラの変化に合わせたデータ保護・統制が必要」と訴えた。
この課題に対するDruvaのソリューションとして、エンドポイントとSaaSアプリのデータ保護を提供する「inSync」を紹介した。inSyncは、AWS上で提供されるクラウドネイティブなサービス。厳しいプライバシーとセキュリティの認定を受けており、スケール(オンデマンドの自動的な拡張)、スピード(容易な設定)、TCO(低コスト)に優れていることを強調した。
講演の最後にはデジタルテクノロジーの堀口聖太・SIビジネス部主任が登壇し、「当社はディストリビューターとしてDruva製品の一貫したサポートを提供する」とアピールした。
最後のセッションではTwoFiveの伊藤隼人・開発マネージャーが登壇。「マルチクラウド時代のバックアップで、スピード、コストに差をつけるクラウドストレージRSTORのご紹介」と題して講演した。伊藤マネージャーは低コスト、スケーラビリティー、地理的分散などのメリットからバックアップ用途としてのクラウドストレージの利用が進んでいるとし、「選択のポイントはロケーション(複数の地域や国にDCがある)、RPO/RTOを満たすパフォーマンス、そしてコスト。バックアップ要件に適したサービスを選択すべき」と語った。
その上で、TwoFiveが代理店となっているRSTORのエッジ分散型オブジェクトストレージ「RSTOR Space」を紹介した。RSTOR Spaceは、世界で1万社以上にサービスを提供し、日本でも東京と大阪にDCを開設している。「コストメリットも非常に高く、リストアコストはゼロで済む。先ごろアークサーブとのパートナー契約を結んだほか、APIにより主要なバックアップソリューションと連携できる」とアピールした。
講演の最後には、ITジャーナリストの谷川耕一氏と週刊BCN編集長・本多和幸が直近の市場動向をテーマにディスカッションした。