ワンビシアーカイブズとNTT Com、WAN-SignとBConnectionをサービス連携

　ワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」とNTTコミュニケーションズ（NTT Com）のクラウド型請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」（BConnection）が、8月11日にサービス連携を開始した。これによって、見積もりから請求に至る一連の企業間取引を電子化するプラットフォームの提供を実現する。

　今回のプラットフォームは、電子契約書の作成、署名、保存など、電子契約に必要となる機能を提供するWAN-Signと、電子見積もり・請求書の作成、取り交わし・保存など電子見積もり・請求に必要となる機能を提供するBConnectionをサービス連携し、一連の企業間取引を電子化するもの。

　見積もりから請求に至る一連の企業間取引が電子化によってオンラインで実施可能となるため、書面の郵送が不要となり、リアルタイムな企業間取引を実現できる。また、同プラットフォームの導入でリモートワークやペーパーレス化の推進が可能となる。

　WAN-Signで管理する契約書の価格情報をもとに、BConnectionで請求書を作成するなど、それぞれのサービスを一気通貫に利用し、企業間取引の効率化を図ることができる。また、23年から導入されるインボイス制度に準拠した適格請求書の発行が可能。インボイス制度のために適格請求書の発行に対応するシステムを準備する必要がなくなる。

　このプラットフォームと顧客が利用するERPをAPIを連携することで、大規模な改修をすることなく請求金額や内訳など同プラットフォームで保持する請求関連のデータをERPに転送することが可能。請求情報をERPに転記する際のミス削減や効率化を図ることができる。