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スマートな働き方を支援、ソフトバンクのスマホ連携ソリューション

週刊BCN+ 2021年8月31日 16時30分

 ソフトバンクは、オフィス内スペースの企業間シェアリングやビル設備のスマートフォン(スマホ)連携を実現するソリューション「WorkOffice+(ワークオフィスプラス)」と、WorkOffice+の導入に必要な各種施工作業やコンサルティングサービスをパッケージにした、オフィスビルの管理者向けサービス「Smart Work Solution」の提供を8月30日に開始した。

 提供開始に先立ち、サンフロンティア不動産が開発したオフィスビル「+SHIFT NOGIZAKA(プラスシフト乃木坂)」に同サービスを先行導入したほか、働き方改革を通して業務の生産性向上に取り組むイオンディライトの新本社(9月1日開設)にも導入する。

 WorkOffice+は、会議室やデスクの企業間シェアリングやビル内のエリアごとの入室制限システム、空調設備などのビル設備とスマホの連携などを実現し、スマートな働き方を支援する。主な機能として、会議室やデスクの予約機能と、利用開始時と終了時のチェックイン・チェックアウト機能によって、テナント企業は自社の会議室やデスクの予約状況と実際の利用状況をリアルタイムに確認できる。

 また、テナント企業の管理者は空いている会議室やデスクを他のテナント企業に貸し出すことが可能。他のテナントが会議室やデスクを利用する際は、WorkOffice+のアプリをインストールしたスマホを持って移動することで、その会議室やデスクがあるフロアでのエレベーターの降車制限・オフィスへの入室制限のロックを解除することができるため、オフィス内のスペースの企業間シェアリングをセキュアに実現できる。さらに、使用エリアの空調設備の操作もWorkOffice+で行うことができる。

 なお、オフィスビルの管理者が会議室やデスクを貸し出すテナント企業に対して、ビル内の無人販売サービスや他のテナント企業が貸し出す会議室、デスクの利用に使用可能なポイントを付与することができる機能も備えており、会議室やデスクの企業間のシェアリングを誘発してテナント企業の満足度向上に役立てることができる。

 来客専用のQRコードを発行して、来客の入館受付をセキュアに自動化できる。顧客がビルの入り口などに設置されたタブレット端末にQRコードをかざすことで、入館権限や訪問先フロアでのエレベーターの降車権限などが付与されるため、受付スタッフを配備したり、来客を迎えたりする必要がなくなる。

 オフィスビルの管理者は、WorkOffice+でテナント企業へ情報発信できるほか、テナント企業の従業員による既読・未読状況を確認できる。また、テナント企業からオフィスビルの管理者への連絡も可能。オフィスビルの管理者とテナント企業の双方向・迅速なコミュニケーションを実現するとともに、従来、館内に設置した掲示板などでテナント企業に情報発信していたオフィスビルの管理者の手間を軽減できる。

 今回提供するSmart Work Solutionは、WorkOffice+の導入に必要な各種施工作業やコンサルティング、通信ネットワークの環境構築、軽食などの無人販売サービスなどをパッケージにしている。

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