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セイコーソリューションズとコムチェア、金融機関向けサービスで協業

週刊BCN+ 2021年9月6日 17時30分

 セイコーソリューションズとコムチュアは、金融機関向けサービスで協業した。この協業を通じて、金融機関に向け各社のノウハウ・技術を合わせた新たなサービスやさまざまな対外センターなどに早期に接続できる環境を実現する。今後、2社で検討・実証を進め21年度中から順次サービスを提供していく。

 セイコーソリューションズは、金融機関向けソフトウェアパッケージを軸に、複数の国内銀行、外資系銀行、保険会社、資金移動業者へCAFIS、ANSER、統合ATM接続をはじめとする各種対外センターとの接続システムを提供してきた。

 一方、コムチュアは全銀センターの第2次全銀システム稼働以来、30年以上の全銀ネット接続システム開発の経験と実績があり、大規模な受託開発でも、豊富なノウハウ提供で高い信頼性を得ている。これらの経験を生かし開発した全銀ネット接続システムパッケージは、高い稼働品質を備えている。

 現在、資金決済法の改正やコロナ禍でのシステム運用の見直しなどにより、金融機関ではクラウドサービスなどを活用したSaaSでのシステム利用のニーズが高まっている。こうしたニーズに対応するため、両社のもつ製品、サービスを組み合わせた新たなサービス創出を目指して、今回の協業に至った。

 協業の第一弾として、セイコーソリューションズが今秋提供予定の対外接続クラウドと、コムチュアがもつ全銀ネット接続システムパッケージを組み合わせることで、全銀システムへの接続も容易に可能にし、幅広い金融サービスの実現に応える対外接続クラウドサービスを提供する。同クラウドサービスを利用することで、金融機関側のシステム構築や運用の負荷を抑えるとともに、早期構築の実現、企業のサービスの拡大を支援していく。

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