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凸版印刷、南アフリカの政府系SIerを買収 グローバルでのセキュリティ事業拡大へ

週刊BCN+ 2021年9月7日 17時30分

 凸版印刷の子会社で決済ソリューションとIDビジネスを推進するToppan Gravity(本社・香港)が、新興国地域を中心に20カ国以上で運転免許証や国民IDの導入実績をもつSIerのFace Technologies(Pty)(本社・南アフリカ)を買収した。

 凸版印刷では、SDGsの目標「2030年までに、すべての人々に出生登録を含む法的な身分証明を提供する。」というテーマの実現に向けて、パスポートや偽造防止ホログラムなど政府系IDソリューションをグローバルセキュア事業の柱の一つとして提供している。

 今回、Toppan Gravityが政府系ID市場で28年以上の実績をもつFace Technologiesを買収することで、市民登録、選挙、身分証明書、パスポート、運転免許、車両登録など、行政のIDプログラムやソリューション提供のための拠点を新たにアフリカに獲得する。これに伴い、Face Technologiesは「Toppan FaceTech(Pty)Ltd」に社名を変更する。

 トッパングループのもつデジタルソリューションや製品ポートフォリオと、Face TechnologiesのSIや現地に合わせた運用設計に関する豊富なノウハウを組み合わせることで、Toppan Gravityは自社のもつ各国政府とのパートナーシップを通じ、アフリカ市場への本格参入と事業の拡大を加速していく。

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