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富士フイルムBI、セブン-イレブン店舗の「マルチコピー機」を刷新

週刊BCN+ 2021年9月15日 15時0分

 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)とセブン-イレブン・ジャパンは、全国のセブン-イレブン店舗(8月末時点で2万1215店舗、一部除く)に設置している「マルチコピー機」を刷新する。10月から入れ替えを順次開始し、22年9月末までに新機種の導入を完了する予定。

 コロナ禍でライフスタイルやワークスタイルが大きく変化する中、マルチコピー機はネットプリントや行政証明書の発行などによる利用が増えるなど、さまざまなシーンで活用されている。新しいマルチコピー機は、さらに簡単に安心して利用できるような操作方法やデザインに刷新。また、外出や帰省が制限される中で、なかなか会えない家族や友人へのプレゼントなどに使える思い出の写真を再活用した新たな楽しみ方を提案する。

 具体的には、スマートフォン内の写真や文書のデータを専用無償アプリ「セブン-イレブン マルチコピー」を使ってプリントする際、スマートフォン画面に表示されるQRコードを新マルチコピー機にかざすことで、画面での操作回数を減らすとともに、自動でWi-Fi接続されてデータを送信できるため、これまでよりも「かんたん」にプリントできるようになる。

 マルチコピー機を初めて使う人でも迷わずに操作ができるよう、従来の操作画面を見直し、スマートフォンやタブレット端末と近いデザインに刷新した。また、本体の高さを低くし、操作画面の角度を最適化するなど、車いすの人でも「あんしん」して利用できるデザインに変更した。

 操作画面の「ヘルプ」ボタンから、よくある問い合わせと対応方法を参照することができる。電話での問い合わせが直接行えるコールセンターも新たに設置し、店頭で操作方法が分からないときにその場で質問できるだけでなく、店舗従業員の問い合わせ対応の負荷軽減に寄与する。

 写真プリントでは、これまでのLサイズに加えて、2Lサイズでのプリントが可能となった。また、コンビニエンスストアのマルチコピー機として初めて「シャッフルプリント」の提供を開始する。今までの思い出写真を再活用し、自分好みにアレンジしてお気に入りの1枚をプリントすることで、コロナ禍でも、おうち時間を楽しく過ごせるような「たのしい」を提案する。

 さらに、これまでコピーやプリントで持ち込みはがきを利用する際は、普通紙郵便はがきのみの対応だったが、新しいマルチコピー機ではインクジェット紙郵便はがきも利用できるようになった。写真付きはがきを通じて、コロナ禍により帰省や外出の制限でなかなか会えない家族や友人との、新たなコミュニケーションにつなげることができる。

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