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「SKYSEA Client View」の新バージョン、Skyが「Ver.17」を発売

週刊BCN+ 2021年10月1日 18時0分

 Skyは、企業・団体向けクライアント運用管理ソフトウェアの新バージョン「SKYSEA Client View Ver.17」の販売を9月27日に開始した。

 「SKYSEA Client View」は、「使いやすさ」をコンセプトに、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった「情報漏えい対策」や「IT運用管理」を支援する機能を搭載している。サイバー攻撃に対する多層防御や、組織のテレワーク運用を支援する機能なども搭載しているほか、各メーカーの製品と連携することで、各種対策をさらに強化できる連携ソリューションも提供している。

 今回の新バージョンでは、資産管理やログ管理などの機能をクラウドサービス(SaaS)として提供する新エディション「SKYSEA Client View Cloud Edition」を用意したほか、「ウェブ会議時間」を見える化する機能や、PCの操作ログを勤務場所の把握に活用できる機能など、テレワーク中の状況把握を支援する各種機能を搭載。サイバー攻撃対策やヘルプデスク対応など、日々の管理業務を支援する機能なども搭載し、多様化する組織のビジネススタイルを柔軟にサポートする。

 主な新機能として、SKYSEA Client ViewをSaaSで利用できるSKYSEA Client View Cloud Editionを新たにリリース。オンプレミス版とほぼ同じ豊富な機能をクラウドサービスとして提供し、組織のIT資産管理や情報漏えい対策、テレワーク運用をサポートする。

 テレワークの普及にともない増加したウェブ会議時間を、ユーザーごとにレポート集計することが可能。日々の業務の中でウェブ会議が占める割合を見える化することで、業務プロセスの改善などを検討する際の参考情報として活用できる。

 PCと社内にあるSKYSEA Client Viewサーバーとの通信状況に関する情報を、ログとして取得できるように強化した。各種操作ログをチェックする際、それが社内での操作なのか、テレワーク時など社外での操作なのかを判断する際の参考情報として活用できる。

 また、連携するUTMなどのセキュリティ製品が不審な通信を検知した際、管理者にアラート通知をしたり、該当PCをネットワークから遮断する機能を拡張。新たに、機械学習エンジンを搭載した次世代ファイアウォールに対応した。パターンマッチングでは難しい未知の脅威を検知し、速やかな状況把握と安全性の確保を支援する。

 指定したUSBデバイスの使用期限を、従来の366日よりも長く設定できるように改善。例えば、年単位のライセンス期限があるウイルス対策ソフトウェア搭載のセキュリティUSBメモリを、ライセンス期限切れと同時に使用できなくなるように設定することができる。

 SKYSEA Client Viewが検知したアラートログを他社製品へsyslog出力し、情報漏えい対策などに活用できる機能を強化。アラートログだけでなく、その他のログも出力できるようにした。例えば、ウェブアクセスに関するログを他社のログ統合管理システムへ出力し、アクセス状況の分析を行うなど、さまざまなログを対象に活用できる。

 PCへのソフトウェア配布がセグメントごとに効率的に行える、キャッシュ配布機能を強化。配布対象のPCを、IPアドレス単位で柔軟にグループ分けできるようになった。例えば、セグメント内に複数フロアのPCがまとまって存在する場合に、配布対象をフロアごとにグループ分けすることで、フロアをまたいだ通信を起こさずに配布でき、通信負荷の軽減につなげることができる。

 何らかの原因で、クライアントPCから資産情報やログがサーバーにアップロードされなかった場合に、異常を検知して管理者にアラート通知する。該当するPCの状況をログですぐに確認でき、原因の把握と素早い復旧に役立つ。

 さらに、リモート操作中に、接続先PCのデスクトップ画面を自由に拡大・縮小できるように改善した。接続先PCの画面解像度が管理機より低い場合でも拡大して表示でき、メンテナンスや問い合わせ対応がより作業しやすくなった。

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