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「SAP HANAクラウドサービス」のGoogle Cloud対応版、日立が販売

週刊BCN+ 2021年10月7日 17時0分

 日立製作所は、多くの企業の基幹システムを支えるSAP HANA基盤のアセスメント、設計、クラウド上での環境構築から運用管理までを一括して提供する「SAP HANAクラウドサービス」をGoogle Cloudに対応し、10月6日に販売を開始した。

 日立は、これまで自社のデータセンターを介してSAP HANAクラウドサービスを提供してきたが、デジタルトランスフォーメーション(DX)加速に伴うパブリッククラウド対応の第一弾として、Google Cloud上でのサービス提供を追加する。

 SAP HANAクラウドサービスは、日立と日立ヴァンタラの子会社であるoXya(オキシア)での1000プロジェクトを超えるSAP HANAシステムの導入実績やパブリッククラウドの先進的な技術・ノウハウを活用したもの。同サービスを通じて、日立のエンジニアが顧客のSAP HANA基盤の環境設計・構築から運用、問い合わせ対応までをワンストップでサポートすることで、顧客が安心して利用できる環境を迅速に提供する。

 日立では今後、Google CloudのBI(ビジネスインテリジェンス)機能を兼ね備えたデータ分析プラットフォーム「Looker」の提供など、基幹システムのデータを活用するサービスを拡充する。さらに、順次、アマゾン ウェブ サービスやMicrosoft Azure上でのサービス提供も追加し、パブリッククラウド対応を進めていく。

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