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RTD商品開発スキームのDX化へ、日本IBMとサッポロビールがAI活用のテスト運用を実施

週刊BCN+ 2021年11月4日 13時0分

 日本IBMとサッポロビールは、AI技術を活用したRTD(Ready to Drink)における商品開発システムのテスト運用を実施した。テスト運用の結果を踏まえて今後、2022年の実装に向けて、協議を進めていきます。
 

 テスト運用では、出力された配合に基づいてつくられた試作品で、立案された新商品コンセプトに合致した良好な香味であることを確認。また、レシピ(推奨配合骨格と推奨香料)の検討時間が従来と比較して50%以下に削減される成果も得ることができた。

 システムは、商品開発システムのアルゴリズム作成にあたり、過去のレシピの官能評価データと採用された香料の特徴に関する情報をAIに学習。立案された新商品コンセプトをもとに香味特徴と目標とするプロファイルを画面に入力すると、AIが学習したデータをもとに分析し、目標とするコンセプト・香味プロファイルに合致するレシピが出力されるというものだった。

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