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3D PDFコンバータソフト「PDF3D ReportGen」の取扱開始、フォトロンがVTSソフトウェアと代理店契約

週刊BCN+ 2021年11月8日 17時0分

 フォトロンは、VTSソフトウェアと代理店契約を結び、新たなデジタル製造支援ソリューションとして3次元データの情報伝達に最適な3D PDFを作成する「PDF3D ReportGen」の取り扱いを11月8日に開始した。

 PDF3D ReportGenは、さまざまな3次元データをPDFの文書に埋め込むコンバータソフトウェア。フォトロンでは、PDF3D ReportGenと「図脳CAD3D V2」を組み合わせ、Microsoft Officeの各ソフトで作成した文書に3D PDFを埋め込み、文書と3D PDFを組み合わせた配布、閲覧を実現。「誰でも手軽に扱える」3Dモデルを組み込んだ技術資料を作成し、2次元図面が主流の生産技術分野に確実で分かりやすい情報伝達を提供する。

 PDF3D ReportGenの主な機能として、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)で作成したPDFファイルの任意の場所に3D PDFを埋め込むことが可能。一つのファイルに3Dモデルだけでなく、文書や図などと合わせることで情報伝達がスムーズに行え、情報管理も簡単になる。

 また、ポリゴン分割サイズや分割数を設定できる。3Dモデルのサイズに合わせて必要な表現の細かさを決められるため、モデルサイズが小さい場合でも表面を細かく表現することが可能。3D CADがなくても、伝える内容やシーンなどの目的に合わせて3Dモデルの表現をコントロールできる。さらに、ファイルサイズが大きくなりやすいPDFに3次元データを取り込んでも、優れた圧縮技術でファイルサイズの肥大化を防げる。

 3D PDFを埋め込む必要があるため元のPDFの文書ファイルにはパスワードが設定できないが、3D PDFを埋め込む際にパスワードを設定できるため、3D PDF埋め込み後にはセキュアなPDFとして取引先に提供できる。

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