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高齢者に新交通サービス提供へ、日立などが福祉・介護型MaaS基盤実証実験

週刊BCN+ 2021年11月12日 14時0分

 群馬県高崎市を中心に介護関連事業を手掛けるエムダブルエス日高(MWS日高)、ICTを活用した介護予防・介護改善に取り組むソーシャルアクション機構、日立製作所(日立)は、高齢者などが日常生活を送る上で必要な移動手段が確保できない移動制約者に対してオンデマンドの移動サービスの提供に向け、福祉・介護型MaaSの実証実験を11月15日に開始する。

 今回の実証実験でソーシャルアクション機構と日立は、「組み合わせ最適化」を実現する計算手法を用いて通所介護施設の送迎計画を高速に自動立案するほか、移動制約者からの乗車要求に応じて送迎中の車両とのマッチングを行うオンデマンド送迎の仕組みを新たに開発し、高崎市内のMWS日高の介護施設でサービスの実証を行う。

 今後は、実証実験で得られたデータから効果検証を行い、介護業界のデジタルトランスフォーメーション促進に向け、介護事業者と移動制約者の双方の利便性を両立する新たな交通サービス基盤の提供を目指す。

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