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ネットワンシステムズ、コンテナプラットフォームのテスト環境を提供

週刊BCN+ 2021年11月15日 16時0分

 ネットワンシステムズは、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を支援するマルチクラウド検証施設「Lab as a Service(LaaS)」で新たにコンテナプラットフォームのテスト環境を提供するサービスを開始した。

 今回開始するサービスの最大の特徴は、持続的な検証環境を提供し、マルチクラウド環境での管理運用を実現している点。LaaSに事前準備されたコンテナプラットフォームへリモートでアクセスすることで、顧客はテスト環境をもつことなく、簡単にテストを開始することが可能となる。

 具体的には、LaaSで検証した構成情報を再活用可能なコンテナファイルとして保持することができるため、テスト実施時の環境をいつでも再構成することが可能。これにより、顧客自身がテスト用のコンテナ基盤を保持することなく、過去に実施した構成をLaaS上で再現し、検証目的(設計、導入、運用)に応じたテストを迅速に実施することで、DX推進に最適な技術を選択することができる。

 LaaSのオンプレミスを含むマルチクラウド環境上で稼働するコンテナプラットフォームは、異なるクラウド環境でも同一操作で管理運用を行うことが可能。これにより、顧客は単一のクラウドに縛られることなく、クラウドごとの特性を生かしたテストを行い、柔軟な設計や管理運用を実証できる。

 LaaSのコンテナプラットフォームには、「オーケストレーション」「ストレージ」「ロードバランサ」「モニタリング」「セキュリティ」といった様々な機能拡張用のコンポーネントが含まれている。この環境を活用することで、スケーラビリティや冗長性、包括的な統合管理の手法確認、改善に向けた設計方針の策定検討を実施することができる。

 コンテナプラットフォームの主な構成製品は、コンテナオーケストレーションが「Red Hat OpenShift」「VMware Cloud Foundation」、コンテナストレージ (CSIドライバー)が「NetApp Trident」、コンテナロードバランサが「VMware NSX Advanced Load Balancer」、コンテナモニタリングが「Datadog」、コンテナセキュリティが「Prisma Cloud」となる。

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