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アクティファイ、システム/データ保護ソリューションの新版

週刊BCN+ 2022年5月25日 15時40分

 アクティファイは、RTO(目標復旧時間)を短縮する機能を複数搭載したシステム/データ保護ソリューション「ActiveImage Protector 2022」の新版を5月30日に受注開始する。

 新版では、RTO短縮の観点から、バックアップイメージから即時起動が可能な仮想スタンバイ(待機)マシンをクラウド上に作成する機能(In-Cloud Standby)、即時起動後にバックグラウンドで仮想マシンへの復元を完了する機能(HyperRecovery LIVE!)、リモートでシステムリカバリーを可能にする機能(RescueBootのリモート操作)などを新規に搭載した。

 主な新機能として、In-Cloud Standbyではバックアップイメージから即時起動できる仮想スタンバイ(待機)マシンをクラウド上に作成する機能を追加した。クラウドからアクセス可能な各種保存先を使用できる。

 また、In-Cloud Recovery/In-Cloud Standby機能のバックアップ保存先を拡張。これまでのIn-Cloud Recoveryは、同一クラウド内のクラウドストレージのイメージファイルを対象としていた。新版では、クラウド上のVLAN内のファイルサーバーやクラウド外のSFTPサーバー、クラウド内外のクラウドストレージなどが使用可能になり、そこから仮想マシンへのリカバリーや仮想スタンバイマシン作成が可能となった。

 HyperRecovery LIVE!機能では、バックアップイメージから直接仮想マシンを起動後、稼働しながらバックグラウンドで実際の復元対象の仮想ディスクへのマイグレーションを行い、完了後にはそのまま実稼働状態となる。これにより実質、復元時間はゼロとなる。

 緊急時やシステムリカバリーを外部デバイスなしで行うためのRescueBoot機能をリモートから操作できるようになった。管理者が復元対象マシンの前に行かなくても、システムリカバリーが可能となる。

 さらに新版では、個別ファイルの除外機能、ネットワーク共有フォルダーのバックアップ機能を追加した。共有フォルダーの内容をクラウドストレージへバックアップすることも可能となった。

 このほか、LTOテープライブラリ内でのテープの移動、再スキャンなど、テーププールとライブラリの管理を強化した。LTOテープに保管することでランサムウェアなどの攻撃からの防御にもなり、セキュリティ対策をとることができる。

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