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キヤノンITS、正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」の新バージョン

週刊BCN+ 2022年6月9日 16時21分

 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月9日、正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」の新バージョンの販売を開始した。

 C2V Connectedは、商品や商品箱に貼付した正規品判定用IDタグ「Connected Tag」をスマートフォンで読み取ることで、簡単に正規品判定を行うことができるクラウドサービス。16年のサービス開始から現在まで、模倣品や非正規品の流通対策を目的として化粧品・日用品や機械部品業界を中心に採用されている。

 今回のバージョンアップでは、特にEC市場で課題となっている不正流通を解決するため、「流通トレーサビリティ情報登録」機能を追加し、流通経路上でのトレーサビリティ情報の登録と登録情報の参照ができるようになった。

 新機能では、流通経路上のトレーサビリティ情報(入出荷情報など)をC2V Connectedで履歴管理することができる。流通トレーサビリティ情報の登録データ(CSVファイル)をアップロードして一括登録する機能を有しており、各導入企業の運用オペレーションに合わせて、専用の登録ツール(別途開発必要)も提案可能。また、登録される流通トレーサビリティ情報を正規品の判定結果とともに表示することもできる。導入企業側から、代理店などの管理したい拠点に対して入出荷情報の提供依頼を行うことで同機能を利用することができる。

 なお、新機能はC2V Connectedの標準機能としての提供となり、既存ユーザーは追加費用負担なく利用することができる。

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