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ウォッチガードの株式、Vector Capitalが過半数を取得

週刊BCN+ 2022年7月19日 15時1分

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード)は7月15日、テクノロジー企業のトランスフォーメーションを推進する投資を専門とする大手プライベートエクイティ企業であるVector Capitalが、他の共同投資家がこれまで所有していた株式を取得するディールを完了したと発表した。 この新しい契約により、Vector Capitalはウォッチガードの過半数の株式所有者となる。また、ソフトウェア企業への投資に特化したヨーロッパのファンドで、ウォッチガードのこれまでの投資家であるIPWは、同社に対する持分を引き続き保持することとなった。

 ウォッチガードは、サイバーセキュリティ分野で一貫したイノベーションと成長を推進し、Vector Capitalを含む投資家に大きな財務利益をもたらしてきた。現在、Vector Capitalは大株主として、ウォッチガードの成長軌道の次なる段階を支援する理想的な立場にある。投資対象は、クラウドトランスフォーメーション、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)、拡張検知/レスポンス(XDR)、マネージド検知/レスポンス(MDR)、そしてMSP向けのセキュリティの自動化と簡素化でのさらなるイノベーションなど、同社の能力の加速に重点を置く予定。

 Vector Capitalは、ウォッチガードが信頼できるネットワークセキュリティベンダーから、本格的なサイバーセキュリティプラットフォームプロバイダーへと変貌を遂げるための支援を行ってきた。現在、ウォッチガードのUnified Security Platformにより、1万7000以上のMSPが世界25万以上の企業のビジネス環境、ユーザー、ネットワークを保護している。

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