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CData、データ接続コネクタ「CData Drivers」のV22をリリース

週刊BCN+ 2022年9月26日 15時19分

 CData Software Japan(CData)は、250種類以上のSaaS/クラウドデータベースとのデータ連携をシンプルにする「CData Drivers」のV22をリリースした。

 V22のリリースでは、ドライバプロパティの階層化によるユーザビリティの向上などのUI改善、Salesforce、kintone、BigQueryなど主要ドライバで多くの機能追加、Google Analytics GA4対応など既存製品のAPI追従、新データソースの追加などを行っている。新規のユーザーにはより使いやすく、既存のユーザーにはAPI変更の追従コストをミニマイズしつつ継続的な機能改善を提供し、維持可能なAPI連携を実現する。

 CData Driversは、250種類以上のSaaS/データベースに対して扱いやすいODBC、JDBC、ADO.NETをはじめとする標準接続インターフェースを提供するコネクタライブラリー群。企業ではSalesforce、Dynamics 365、kintone、SAP HANAなど多様な業務アプリケーションをSaaS形態で利用しており、業務データは複数のサービスに分散している。CData Driversは、企業が使い慣れたBIツール、データ連携ツール、ノーコード/ローコードツールからAPIコーディングなしでSaaSデータを利用可能にし、企業のデータ活用をサポートしている。

 新バージョンの主な強化ポイントとしては、CData Drivers製品をより使いやすくするためのUIの改善や機能追加を行った。データ連携のハードルを下げ、より多くのエンジニア・ビジネスパーソンがデータを活用できることを目指している。

 SaaSデータソースへの接続にはBasic認証、OAuth、クライアント証明書など一つのサービスへのアクセスでも複数の認証方法がサポートされている。また、接続プロパティでさまざまドライバ機能の制御を行っている。V22では、プロパティの表示・非表示が動的にコントロール可能になり、プロパティ設定が圧倒的に簡単になった。

 従来、トライアル版と製品版は別のインストールパッケージだったが、V22からは同じパッケージになり、トライアル版に製品版ライセンスを登録することで製品版として利用が可能となる。

 このほか、接続技術のプラットフォームの刷新への対応や、個別のSaaS、DB、ストレージなどのデータソースに対する機能追加、Google Analytics GA4をはじめとするAPIバージョン変更のサポートなどを行っている。

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