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フォースメディア、クアッドコア2.5GbE NAS「TS-264」を発売

週刊BCN+ 2022年11月28日 15時53分

 フォースメディアは、QNAP NAS用の新機種として、スピードに敏感なプロフェッショナルユーザー向けに、新しいクアッドコア2.5GbE NASの2ベイ「TS-264」の販売を開始した。

 TS-264は、最大2.9GHzのクロック周波数を備えたIntel Celeron N5105/N5095クアッドコア4スレッドプロセッサー(Intel AES-NI暗号化エンジン組み込み)を搭載。また、高速ファイル転送とバックアップ用に二つの2.5GbEポートと二つのUSB 3.2 Gen.2(10Gbps)ポートを装備した。二つのM.2 2280 PCIe Gen.3スロットは、高速ストレージプールまたはSSDキャッシュとして使用でき、PCIe拡張スロットには、10GbE高速ネットワークカードまたはQM2拡張カードをインストールしてM.2 SSD構成を追加することもできる。

 新しいQTS 5オペレーティングシステムを搭載したほか、システムのコアのアップグレード、セキュリティの強化、ユーザーインターフェースがよりスムーズになった。多様なアプリケーションが進化しており、ユーザーは、HBS(ハイブリッドバックアップシンク)を使用して、NASデータのローカル/リモート/クラウドバックアップを実行することができる。

 また、新たなセキュリティリスクに対して完全な権限管理、QuFirewallファイアウォール、QVPN仮想プライベートネットワーク(WireGuardサポート)、マルウェアを防止するマルウェアリムーバー、NASセキュリティを包括的に改善するセキュリティカウンセラーを提供する。さらに、豊富なマルチメディア機能もあり、ユーザーはHDMI出力を介して大画面で4K高解像度動画を視聴したり、動画をさまざまなデバイスに変換してスムーズに表示したりすることも可能となる。

 さらに、二つの2.5GbEポートを搭載し、ポートトランキングを使用することで最大5Gbpsの転送速度を実現。デュアルM.2 PCIe Gen.3スロットにより、NVMe SSDキャッシュやSSDストレージプールによるパフォーマンス向上を図ることが可能だ。マルチギガ(10GbE/5GbE/2.5GbE)ネットワークカード、QM2カード、USB 3.2 Gen.2(10Gbps)カードなど、PCIe Gen.3×2カードをインストールすることで基幹性能を拡張できる。

 ライセンスフリーの仮想環境を提供。各種コンテナ化アプリをホストし、幅広いアプリケーションやサービスを実行できるほか、Qtier自動階層化テクノロジーとSSDキャッシュにより継続的なストレージの最適化を可能にする。4K H.264ハードウェアデコーディングとリアルタイムトランスコーディングによって、大画面でのスムーズなマルチメディア体験を実現する。

 価格は、単体モデルがオープン、HDD搭載モデルが12万円(1TB×2)から。

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