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都築電気、「TCloud for SCM」の第1弾として動態管理サービスを提供

週刊BCN+ 2022年12月15日 14時38分

 都築電気は、物流業向け総合クラウドサービス「TCloud for SCM」の1stサービスとして「動態管理サービス」の提供を開始した。

 TCloud for SCMは、サプライチェーン・ロジスティクス領域のさまざまな業務データを収集、可視化、分析するサービスで、データの力で顧客を取り巻く社会課題の解決を支援する。今回提供する動態管理サービスでは、スマートフォンを活用して車両走行情報や作業情報のリアルタイム管理を実現でき、専用の車載端末やシステム構築初期費用を必要とせずに、スピーディー・低コストで導入することができる。

 物流業では現在、「CO2排出量削減」「交通事故防止」「配送人材の不足、高齢化」などの社会課題の中、日々安定した物流を維持することが求められている。課題解決にあたっては、「サプライチェーン全体の最適化と生産性向上」への対応が急務となっている。同社は20年以上にわたって物流業向けのICTサービスの提供に取り組んでおり、500社を超える物流業の顧客に向けたシステム構築をはじめ、業界知識と経験を保有している。今回、そこで培ったノウハウをクラウドサービスとして幅広い顧客に提供し、「業界課題への対応」と「持続的な価値向上」を支援するため、TCloud for SCMを提供する。

 第1弾の動態管理サービスは、スマートフォンを活用し、配送情報のリアルタイム管理を手軽に低コストで実現する。また、ナビや写真・メッセージ送信、温度警告などの支援機能により、ドライバーの業務負荷を低減することができる。さらに、システム連携用APIによって、顧客システムとのスムーズなデータ連携が可能となる。

 価格は、1ライセンス当たり月額1250円から(コールセンターサポート含む)。初期費用は無料。スマートフォンとSIMカードを含めたメニューや、その他各種オプションも準備している。

 同社では、TCloud for SCMの1stサービスとして動態管理サービスを展開しながら、サプライチェーン全体で利用可能な新機能(温度情報管理、納品先カルテ、到着時刻予測、CO2排出量計算など)を順次提供。また、サービスの仕組みを応用し、物流業以外の業界へ向けた展開も検討していく。これらの取り組みを通して、2027年3月までにTCloud for SCMで1万2000ライセンスの利用を目指す。

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