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DDS、さいたま市が導入した「多要素認証基盤 EVE MA」が安定稼働を継続中

週刊BCN+ 2023年1月13日 15時25分

 ディー・ディー・エス(DDS)は1月12日、埼玉県さいたま市が職員PCのログオン認証のために導入した「多要素認証基盤 EVE MA」が6年目を迎え、安定稼働を継続していることを発表した。

 さいたま市では、自治体情報システム強靭性向上モデルが示されたことをきっかけに、マイナンバー利用事務系PC利用時の本人認証強化としてEVE MAを導入し、職員2300人が利用する本人認証を、パスワードによる認証から手のひら静脈認証とパスワード認証の二要素認証へ変更した。

 EVE MAの特徴である複数の認証要素を一元管理できること、Active Directoryとのシームレスな連携により人事異動時のメンテナンスにかかわる業務効率の改善が図れたこと、手のひら静脈の登録作業が職員でも簡単にできることなどにより、システム管理者と職員双方の負担が削減できたと評価している。

 また、登庁時、職員が一斉認証を行う時間帯でも認証スピードに問題はなく、EVE MA導入以来障害が発生していないこと、窓口業務で利用している代理認証機能により業務が円滑になったことなどが高く評価され、継続利用につながった。

 EVE MAを導入することで、指紋・静脈・顔などの生体認証のほか、マイナンバーカードを用いた認証などを活用したWindowsログオン認証、アプリケーションなどへのログイン認証が可能となる。また、生体情報やパスワードなど他の認証要素と組み合わせることで「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に示される二要素認証にも対応する。

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