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ウォッチガード、VPNゲートウェイアプライアンスとWi-Fi 6アクセスポイントを発表

週刊BCN+ 2023年1月17日 14時57分

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード)は1月16日、VPNゲートウェイのテーブルトップアプライアンス「Firebox NV5」と、屋外や過酷な環境に適したWi-Fi 6対応アクセスポイント「AP332CR」をリリースしたと発表した。

 両製品は、目的に応じてMSPとエンドユーザーをサポートするために開発され、ウォッチガードのセキュリティ製品/サービスの新たなラインアップとして、分散型運用を行う顧客向けにエンタープライズグレードのプロテクション能力をさらに拡張し、場所を問わずシームレスなエクスペリエンスを提供する。

 また、一元化されたシンプルなプラットフォーム上でセキュリティの集中管理を可能にするWatchGuard Cloudと組み合わせることにより、ウォッチガードのUnified Security Platform(統合型セキュリティプラットフォーム)のフレームワークを通じて容易な導入、構成、レポートを実現する。

 Firebox NV5は、分散型のセキュアなVPNトラフィック向けのソリューションで、管理者向けに集中型のセキュリティとロギングソリューションも提供する。企業の仮想または物理FireboxにつながるリモートVPN接続をサポートするように設計されており、WatchGuard Branch Office VPN(BOVPN)機能を使用して本部のセキュリティアプライアンスにトラフィックをルーティングし、企業のオフィスに存在するデバイスと同一レベルの保護を提供。さらに、エンタープライズクラスのSD-WAN機能を備えており、キオスク、デジタルサイネージ、ATM、オフィス機器などのリモートアプリケーションへの導入に最適化されている。

 IP67準拠のAP332CRは、分散型ネットワークに優れたWi-Fi 6とWPA3暗号化セキュリティを提供し、過酷な環境または屋外での導入で容易に拡張可能なネットワークを構築するのに理想的となっている。このデュアルバンドアクセスポイントは、2×2無線と4本の外部無指向性アンテナにより、高速で信頼性の高いカバレッジを実現し、5GHz帯で最大1.2Gbpsの通信を可能にする。また、PoE+ポート1基を搭載し、最大2.5Gbpsの転送速度をサポートする。

 さらにAP332CRは、WatchGuard Cloudを導入・設定に利用することで、Wi-Fi 6のパフォーマンスとWPA3暗号化でシームレスなエクスペリエンスを提供し、学校のキャンパス、公共のホットスポット、小規模な製造環境で容易に拡張可能なネットワークの構築に理想的な環境を実現する。

 WatchGuard CloudのWi-Fi標準ライセンスは、24時間体制の常時レポート、年中無休の包括的サポート、診断、在庫管理などを含む基本的なクラウド管理機能を提供。また、WatchGuard CloudのWi-Fi向けWatchGuard Unified Security Platform Managementライセンスでは、Standardライセンスに含まれるすべての機能に加えて、30日間のレポート、VPN構成、高度なPSA(プロフェッショナルサービスオートメーション)連携などの機能が提供される。

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