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プライム・ストラテジー、「KUSANAGI 9」がDrupalに対応

週刊BCN+ 2023年1月20日 16時49分

 プライム・ストラテジーは、超高速CMS実行マシン「KUSANAGI 9」が「Drupal 9」と昨年12月に公開された最新版の「Drupal 10」に対応した。

 Drupalは、オープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)。米国やフランスなどの政府機関、オックスフォード大学などの教育機関などの大規模なWebサイトを中心に利用されている。日本でも上場企業などのWebサイトのCMSとして採用されている。

 近年、政府機関、教育機関などの大規模なウェブサイトでは安定性とセキュリテイが重要視されている。そのため、KUSANAGIが最新のDrupalへの対応を続けていくことは、同社の企業理念でもあるエンタープライズOSSエコシステムの発展のためにも重要であると考え、KUSANAGI 9をDrupalに対応することとした。

 現時点では、昨年12月に提供が開始されたDrupal 10とDrupal 9の最新2バージョンのプロビジョンに対応している。データベースは、CentOS Stream8対応版/AlmaLinux OS 8対応版ではMariaDBとPostgreSQL、CentOS Stream9対応版/AlmaLinux OS 9対応版ではMariaDBを選択できる。

 複数バージョンへの対応により、Drupal 9からDrupal 10へのアップデートの検証や、今年11月にEOLを迎えるDrupal 7からの移行環境としても活用することができる。

 また、今回のDrupal正式対応で、よりスピーディーに安全にDrupalの移行に対応できるようになるため、昨年から提供しているCMSプラットフォーム統合サービスをより多くの顧客に利用してもらえるようになると考えている。

 KUSANAGIは22年12月現在、世界34カ国251リージョン、国内外の主要な28プラットフォームで利用することができるが、まだ国内での利用の割合が高い状況となっている。Drupalは、海外のエンタープライズ企業での利用割合が高いことから、海外でのKUSANAGIの利用が進むことも期待している。

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