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セキュアヴェイルとソニックウォール、SonicWallの運用・監視サービスを強化

週刊BCN+ 2023年2月3日 13時43分

 セキュアヴェイルとソニックウォール・ジャパンは2月3日、両社で連携し、セキュアヴェイルの統合セキュリティ運用サービス「NetStare(ネットステア)」が提供するSonicWall UTMの運用・監視サービスに新たなサービスを追加したと発表した。

 今回、セキュリティ機能の監視、脆弱性管理などのSOCサービスに定期的なセキュリティログ分析のサービスが加わり、ユーザーが気づいていない不審な通信や機器のエラーなどを発見することが可能となる。さらに、SSL-VPNアプライアンス「SonicWall SMAシリーズ」の運用・監視にも対応。SonicWall UTMとSMAを併用する環境で、アプライアンスのもつ防御機能を最大化し、さまざまな脆弱性ポイントからシームレスに組織のネットワークを保護する。

 NetStareは、セキュアヴェイルが提供するSOC(Security Operation Center)とNOC(Network Operation Center)を融合した24時間365日体制の統合セキュリティ運用サービス。常時1万1000台以上のセキュリティ機器を監視し、1日25億件もの膨大なログを収集し、ネットワーク障害やサイバー攻撃をいち早く発見するとともに万が一の時には迅速な原因調査と復旧を支援する。

 一方、SonicWall UTMは独自の特許技術によってゼロディ攻撃など未知のマルウェアを検知、ブロックする高性能なセキュリティ対策を行い、同価格帯の他社製品に比べてコストパフォーマンスに優れた次世代ファイアウォール。半導体不足が叫ばれる昨今でも安定的なハードウェア供給を実現し、国内で急速にシェアを拡大している。

 NetStareは、ソニックウォール・ジャパンの支援を受け、昨年7月にSonicWall次世代ファイアウォール Gen7 UTM「TZシリーズ」「NSaシリーズ」の運用・監視サービスをリリース。その後、ユーザーからの要望を受けてサービス内容を拡張してきた。新たにサービスに追加されたセキュリティログ分析は、SonicWall UTMのログを定期的にSOCが解析、不審な通信や攻撃の予兆などのセキュリティリスクはもとより、ネットワークトラフィックの輻輳や機器のエラーなどを発見し、セキュリティインシデントが起こる前に対策を講じる。

 さらに、SonicWall SMAシリーズの運用・監視にも対応。SonicWall UTMとSMAの併用でシームレスな防御を実現している環境を丸ごとSOCで監視することで、アプライアンスのもつ防御機能を最大化し、さまざまな脆弱性ポイントから組織のネットワークを保護するとともに、リモートワークやモバイル化、クラウドの利用を促進する。

 両社は引き続き、連携してSonicWall製品の運用・監視サービスの拡充や強化を継続し、これまでセキュリティ運用(SOC)サービスのハードルが高かった組織規模の顧客にも手が届くサービスを提供し、国内企業のサイバーセキュリティ水準の向上に寄与していく。

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