アムニモは、低価格で高性能な「コンパクトルーター」シリーズの第二弾として「WiFi搭載コンパクトルーターAC15」の開発を開始した。
同社では、IoT機器などに実装されるLTE通信用の通信モジュールのプロセッサーにVPN対応のルータ機能を実装することに成功し、低コストLTE通信デバイスの提供を可能にした。この技術を用いた製品の第一弾として「コンパクトルーターAC10」を昨年7月に発売しており、すでに多くの顧客への導入が決まっている。
今回、この技術を用いた製品の第二弾として、Wi-Fi搭載のコンパクトルータの開発を開始した。同製品は、2.4Ghzと5GHzの両方の周波数に対応した産業用Wi-Fiルータで、2ポートのEthernetのポートとも合わせて多様な手段で現場側の機器と接続することができ、そこで生成された情報をLTE経由でインターネットに送ることを可能とする。
具体的には、2ポートのEthernetポートと、802.11 b/g/a/n/acに対応したWi-Fiインターフェースを実装しており、IoT機器に対して多様な方式でインターネット接続することができる。複数SIMカードを搭載することが可能で、通信キャリアの障害時にネットワークを切り替えて短時間で通信を復旧することができる。
内蔵アンテナを実装しており、外部にアンテナを装着しなくてもLTE通信・Wi-Fi通信を利用することが可能(外付けアンテナ用の同軸コネクタも装着されている)。VPNの機能としては、IPSecをサポート。またremote.itについては、簡易型のクライアントアプリケーションがプレインストールされており、remote.itサービスのターゲットとして動作することができる。
電源が断たれた際、デバイスからクラウド(デバイス管理システム)へ通知が送られるため、機器停止の早期発見や原因の切り分けに役立つ。瞬停対策として大容量キャパシタを搭載することで、外部電源が遮断された後も数十秒間動作し続けるため、不安定な電源の場所でも停止時間の少ない運用が可能となる。
アムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関するさまざまな作業をクラウド経由で実施するため、運用者の大幅な負担を軽減できる。例えば、フィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引き継ぎなどの作業をクラウド経由で実施することが可能になる。
同社では用途として、(1)工場などでWi-Fiインターフェースをもつ産業用機器で生成された稼働情報や保守情報をインターネットに送信する、(2)BtoBtoCモデルで一般消費者向けサービスを提供する企業が、家庭に設置するセンサーやアプライアンス機器で収集した情報を、自社のサービス提供用システムに送信して顧客へのサービスを行う、(3)電車やバスの車内機器にはWiFiインターフェースのみに対応した機器が多く存在しており、車両に搭載されたそれらの機器からインターネットへの接続を可能とするために新製品を設置する、(4)アミューズメント施設の機器など現地のWiFiネットワークでインターネットに接続ができる場所に設置される機器について、メインのインターネット接続をWiFiで行い、ネットワーク障害の際のバックアップ用にLTEも通信可能にしておく――ことを想定している。
同社では、IoT機器などに実装されるLTE通信用の通信モジュールのプロセッサーにVPN対応のルータ機能を実装することに成功し、低コストLTE通信デバイスの提供を可能にした。この技術を用いた製品の第一弾として「コンパクトルーターAC10」を昨年7月に発売しており、すでに多くの顧客への導入が決まっている。
今回、この技術を用いた製品の第二弾として、Wi-Fi搭載のコンパクトルータの開発を開始した。同製品は、2.4Ghzと5GHzの両方の周波数に対応した産業用Wi-Fiルータで、2ポートのEthernetのポートとも合わせて多様な手段で現場側の機器と接続することができ、そこで生成された情報をLTE経由でインターネットに送ることを可能とする。
具体的には、2ポートのEthernetポートと、802.11 b/g/a/n/acに対応したWi-Fiインターフェースを実装しており、IoT機器に対して多様な方式でインターネット接続することができる。複数SIMカードを搭載することが可能で、通信キャリアの障害時にネットワークを切り替えて短時間で通信を復旧することができる。
内蔵アンテナを実装しており、外部にアンテナを装着しなくてもLTE通信・Wi-Fi通信を利用することが可能(外付けアンテナ用の同軸コネクタも装着されている)。VPNの機能としては、IPSecをサポート。またremote.itについては、簡易型のクライアントアプリケーションがプレインストールされており、remote.itサービスのターゲットとして動作することができる。
電源が断たれた際、デバイスからクラウド(デバイス管理システム)へ通知が送られるため、機器停止の早期発見や原因の切り分けに役立つ。瞬停対策として大容量キャパシタを搭載することで、外部電源が遮断された後も数十秒間動作し続けるため、不安定な電源の場所でも停止時間の少ない運用が可能となる。
アムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関するさまざまな作業をクラウド経由で実施するため、運用者の大幅な負担を軽減できる。例えば、フィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引き継ぎなどの作業をクラウド経由で実施することが可能になる。
同社では用途として、(1)工場などでWi-Fiインターフェースをもつ産業用機器で生成された稼働情報や保守情報をインターネットに送信する、(2)BtoBtoCモデルで一般消費者向けサービスを提供する企業が、家庭に設置するセンサーやアプライアンス機器で収集した情報を、自社のサービス提供用システムに送信して顧客へのサービスを行う、(3)電車やバスの車内機器にはWiFiインターフェースのみに対応した機器が多く存在しており、車両に搭載されたそれらの機器からインターネットへの接続を可能とするために新製品を設置する、(4)アミューズメント施設の機器など現地のWiFiネットワークでインターネットに接続ができる場所に設置される機器について、メインのインターネット接続をWiFiで行い、ネットワーク障害の際のバックアップ用にLTEも通信可能にしておく――ことを想定している。