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BOSS-CON JAPAN、「PHP8 技術者認定初級試験」を通年で実施

週刊BCN+ 2023年3月7日 16時29分

 BOSS-CON JAPANは3月6日、BOSS-CON JAPAN内組織であるPHP技術者認定機構が「PHP8 技術者認定初級試験」を3月16日から通年で実施すると発表した。受け付けを3月6日に開始した。問題作成は、PHP技術者認定機構 顧問の古庄道明氏が担当し、試験問題の監修をPHP技術者認定機構 エバンジェリストの三雲勇二氏(プライム・ストラテジー)が担当した。 全世界のウェブサーバーの77.6%に普及しているPHP(2月1日時点:W3Techs)は、世界で一番利用されているウェブ技術の一つとなる。PHP8は、JITコンパイラの搭載による、高速な実行が可能となる。近年、ウェブサーバー上のコンテンツのファイルサイズが大きくなる傾向があり、ウェブサーバーへの負荷が高まっている。一方で表示速度はGoogleのSEOにも強く影響するため、より高速な実行が求められている。

 また、PHPの求人数はIndeed Japanの集計データによると、2022年1月の8万2794件に対し、今年1月は24万9215件となり、1年間で3倍に成長した。これはコロナ禍によって非対面営業に注目が集まり、アフターコロナではウェブを活用したビジネスの効率化を進める企業が増えたことを示している。さらに、DXはデジタルを活用したビジネスの変革となり、顧客が最初に訪問する可能性が高いウェブサイトからマーケティングオートメーションシステム、社内基幹システムまでをすべて効率的なデータ連携・活用と分析が必要になるため、DXを進める企業が増えるとともにPHPの求人数も増加していると考えられている。

 そこで今回、PHP技術者認定機構は、PHP8の技術を取得するプログラマーの育成を推進するべく、「PHP8 技術者認定初級試験」を立ち上げることにした。試験時間は60分で、出題数は40問(選択式)。7割正解で合格となる。主な教材は「独習PHP第4版(翔泳社)」。試験会場は、全国約300カ所のオデッセイコミュニケーションズCBTセンター。受験料金は1万2000円(税別)。なお、学校法人在籍の学生・教員は半額となる。

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