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大塚商会、妊活・育児・介護カフェテリアプラン「OWL's」を導入

週刊BCN+ 2023年4月5日 17時5分

 大塚商会は、働きがい創出の一環として、仕事と家庭の両立に関する支援策「OWL's(オウルズ)」を4月から導入した。社員が働き続けるうえで壁になりやすい「妊活」「育児」「介護」の三つのテーマで、ライフプランに合わせ性別関係なく利用することができる。

 OWL's(Otsuka Work Life Support)は、大塚商会の社員(Otsuka)が仕事(Work)と自身の生活(Life)を調和させ、今後も同社でさらに羽ばたき活躍できるよう、支援(Support)を行う。OWLの和訳はフクロウで、広い視野をもち、森を守る存在であるとともに、幸福・自由などの象徴といわれている。

 具体的な支援内容は、妊活が不妊治療の費用補助。育児が企業主導型認可保育園の入園支援やキッズスペース付きサテライトオフィス利用費用補助、ベビーシッター利用費用補助、民間学童の利用費用補助。介護が介護・看護ヘルパー利用費用補助、家事代行の利用費用補助を掲げている。利用者は、妊活、育児、介護の三つのカテゴリの中から一つを選択。手当は1世帯当たり月2万円とし、カテゴリ内であれば複数の施策が利用可能となる(カフェテリア方式)。

 このほか、管理職への育児休業eラーニングを実施。2022年には育児休業に関する相談窓口を設置している。また、今後も引き続き女性活躍推進をテーマとしたセミナーの開催や、残業時間を削減するための管理を徹底していく。

 同社では今回の施策などを通じて、27年までに育児休業取得率を男女ともに100%とすることを目指すほか、女性管理職比率を10%にすることを計画している。

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