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鈴与シンワート、あなぶきハウジンググループの導入事例を発表

週刊BCN+ 2023年5月10日 14時24分

 鈴与シンワートは5月10日、「S-PAYCIAL with 電子年調申告+年末調整業務アウトソーシングサービス」を、総合不動産管理業の穴吹ハウジングサービス(あなぶきハウジングサービス)を中核とするあなぶきハウジンググループに導入した事例を発表した。 あなぶきハウジングサービスは、自社による年末調整書類の発送や問い合わせ・不備があった場合の対応、年末調整計算データの作成など、人員面で限界を感じていた。また、先に導入した人事・給与システムと簡単に連携できる年末調整申告システムと年末調整業務アウトソーシングサービスを探していた。

 今回、S-PAYCIAL with 電子年調申告+年末調整業務アウトソーシングサービスを選定したポイントについては、(1)導入済みの人事・給与システムを理解し、年末調整業務のアウトソーシングを提供できること、(2)人事・給与システムを導入した際、鈴与シンワートから導入支援を受けた実績、(3)従業員へ資料を配布する時期に法改正があり、法改正への対応が早かった点を挙げている。

 同サービスの導入効果としては、紙での申告からウェブ申告になったことで、従業員の年末調整申告に対するハードルが下がり、申告率が約20%向上した。入力画面がわかりやすく、申請が簡単だったという従業員からの声が多かった。また、年末調整業務をアウトソーシングしたことにより、S-PAYCIAL with 電子年調申告を使用している約2000人にはメールで、紙での申請を行っている4000人には電話で、申告書類提出の催促ができるようになったことが申告率アップにつながった。

 今までは自社で行っていた従業員からの問い合わせ対応をアウトソーシングすることによって、より細かい内容の回答が得られたため、申告書類の精度が向上。さらに、年末調整対応のために雇用していた1人分の人件費と従業員8人分の休日出勤・残業時間が削減できたため、そのリソースを年末調整作業以外の本業に使えるようになった。

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