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CData、「CData Drivers」のメジャーアップデート版V23をリリース

週刊BCN+ 2023年7月14日 16時22分

 CData Software(CData)は、270種類以上のSaaS/データベースに対応する「CData Drivers」シリーズのメジャーアップデート版V23をリリースした。 新バージョンは、Google広告、Google Analyticsで分析に便利な多数の事前定義ビューの提供、TableauからのAS/400のDB2のデータ利用、Snowflakeのストリームオブジェクトでの変更データ抽出など多くの機能追加を行った。

 CData Driversは、270種類以上のSaaS/データベースに対して扱いやすいODBC、JDBC、ADO.NETをはじめとする標準接続インターフェースを提供するコネクタライブラリシリーズ。企業ではSalesforce、Dynamics 365、kintone、SAP HANAなど多様な業務アプリケーションをSaaS形態で利用しており、業務データは複数のサービスに分散している。CData Driversは、企業が使い慣れたBIツール、データ連携ツール、ノーコード/ローコードツールからAPIコーディングなしでSaaSデータを利用可能とし、企業のデータ活用をサポートする。

 企業が利用しているSaaSは、速いペースで機能追加が行われている。また、CData Driversは多くのユーザーに利用されており、特定のシナリオを実現するためのクエリのリクエストを受けている。今回の新バージョンでは、1万社以上のエンドユーザー、180を超えるOEMパートナーのリクエストに応え、個別のSaaS、DB、ストレージなどのデータソースに対する継続的な機能追加を実現した。

 また、CData Drivers製品をより使いやすくするため、UIの改善や機能を追加。データ連携のハードルを下げ、より多くのエンジニア・ビジネスパーソンがデータを活用できることを目指している。

 CData Driversは、ユーザーのツール・アプリケーションに応じて多様な接続テクノロジーで製品を提供。テクノロジープラットフォームは常にアップデートを行い、ユーザーが最新のプラットフォームからドライバが使えるようにドライバでも基底となるテクノロジーの対応を行っている。

 さらに、APIのバージョン変更をサポート。SaaSのAPIバージョンへの追従は、クラウドデータ連携を行っている企業すべての頭痛の種となっている。微細な変更の場合もあれば、認証方式からレスポンス形式まで全く別のAPIになる場合もある。CDataでは、基底となるAPIのデータモデルをリレーショナルテーブル&SQLにモデル化し、API変更を最大限吸収している。これによりCData Driversを使ったデータ連携では、バージョン切り替えの工数をミニマムに抑えることができる。

 新バージョンで追従を行った主なAPIは、Yahoo Ads API Version 10、Instagram API Version 15、Facebook API Version 15、Google Ads API Version 12となる。

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