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アクティファイ、日本ストラタスと高可用性ソリューションの提供で協業開始

週刊BCN+ 2023年7月19日 16時22分

 アクティファイと日本ストラタステクノロジー(日本ストラタス)は7月19日、アクティファイのシステム/データ保護ソリューションとストラタスの無停止型(フォールトトレラント)サーバーを組み合わせた高可用性のソリューションの提供に向けて協業すると発表した。

 協業製品として、日本ストラタスの無停止型サーバー「Stratus ftServer」が対応する「Windows/Linux/Hyper-V/VMwareと「Stratus ztC Edge」プラットフォーム向けの「ActiveImage Protector for Stratus」(総称)4製品の出荷を7月19日から開始する。

 昨今多発している地震などの自然災害に加え、長引く不安定な世界情勢に起因するサイバー攻撃、サーバー管理者の人為的なミス、リモートワークの普及によるセキュリティリスクの懸念など、企業システムは多くの脅威にさらされている。こうしたなか、企業にとって、可用性を維持することは、システムのメンテナンスやセキュリティなどの条件と並んで、事業継続と切り離せない大切な要素となっている。

 今回の2社の協業により、24時間365日システムの無停止稼働を実現する日本ストラタスの「Stratus ftServer」または「Stratus ztC Edge」と、システム/データ保護のための多彩なバックアップ/復元機能を備えた「ActiveImage Protector 2022」を組み合わせた運用が可能になる。これによって、「ソフトウェア障害」「人為的ミス」「サイバー攻撃」などのソフト面での障害からも、迅速にシステムの復旧ができ、ソフト/ハード両面で最高の可用性を兼ね備えたトータルな信頼性ソリューションの構築が可能となる。

 また、ActiveImage Protectorを使用することで、RTOを削減する復旧を実現し、日々のバックアップを更新でき、データロスを最小限に抑えることができる。

 ActiveImage Protector 2022 for Stratusでは、対応モデルについて、アクティファイと日本ストラタスで十分な検証作業を実施している。また、専用のバックアップ運用ガイドを提供しているため、安心して導入できる。

 稼働中のStratus ftServerのOS、アプリケーション、データを含むコンピューターの内容をディスクイメージで、丸ごと高速にバックアップできる。緊急時には、バックアップから、複雑な操作を必要とすることなく、迅速・確実にシステム全体を復元することが可能。また、ファイルとフォルダ単位の復元にも対応している。

 Stratus ftServer(VMware、Hyper-V)の仮想マシン(Windows/Linux)のバックアップで、ActiveImage Protectorのエージェントをインストールして運用するエージェントベース・バックアップ、またはエージェントをインストールしないエージェントレス・バックアップを選択して実行することができる。

 日々のバックアップは、バックアップが実行されたタイミングで前回のバックアップ以降の変更ブロックを割り出して、増分ファイルとして効率的にバックアップを行う。バックアップ実行以外のタイミングではActiveImage Protectorは何も動作しないため、システム負荷が高い状態のマシンへの影響を軽減できる。また、ドライバを使用しない方式のためシステムへの影響は最小限で済む。

 バックアップ保存先として、ローカル接続のHDD、NAS、SFTPサーバー、LTOテープ、RDXに加え、クラウドストレージ(Wasabi、Amazon S3、Azure Storage、S3互換のオブジェクト ストレージ)などを利用できる。システム構成やバックアップポリシーに応じて柔軟に選択して利用することができる。

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