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DIS、AWSのクラウドに利用可能なプリペイドサービスの提供を開始

週刊BCN+ 2023年7月19日 16時30分

 ダイワボウ情報システム(DIS)は、国内初のAWS認定ディストリビューターとしてアマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドサービスに利用できる前払型支払手段「プリペイドチャージ for AWS」の販売を8月28日に開始する。同サービスは、AWSディストリビューションプログラムで販売パートナーを通じて提供され、サービスを利用するユーザーは支払方法の選択が可能となる。

 デジタル変革の取り組みが進行するなか、AWSクラウドはITインフラに俊敏性と効率性、コスト削減やスケーラビリティ向上など、さまざまな利便性をもたらす。また、物理サーバーの導入管理が不要なため、システム管理者が場所に縛られない運用管理が可能となる。この特徴は、ニューノーマルな働き方のなかで、時間的拘束を削減する効果があり、クラウド利用が増加する重要なメリットの一つとなっている。一方で、クラウドコンピューティングの特徴である従量課金の支払形態は、あらかじめ設定した予算の中で支払いを行う日本の従来の商慣習と一部マッチしないというユーザーの声もあった。

 プリペイドチャージ for AWSでは、あらかじめ支払料金を定め、購入した残高から利用料金に充当する「前払い型」の決済手段を利用することができる。これにより、従量課金による支払いが難しい教育機関や官公庁での導入に加え、社内システムのクラウド移行へ向けた検証環境構築を検討している企業にも導入しやすいサービスとなっている。

 DISは、AWSの認定ディストリビューターとして専門組織を有し、全国をカバーする販売体制を整備している。この専門組織と日本全国約90拠点の営業網による地域密着型の営業体制によって、約1万9000社の販売パートナーを通じて、今回のプリペイドチャージ for AWSを全国各地のエンドユーザーに展開する。

 同社では、2023年度末までに300社への導入を目指し、AWS利用を促進することで、日本のデジタルトランスフォーメーションの加速に貢献していく考え。

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