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パロンゴとTwoFive、セキュリティソリューションの相互販売でパートナー契約

週刊BCN+ 2023年7月26日 17時12分

 パロンゴとTwoFiveは7月25日、SaaS型セキュリティソリューションの相互販売でリセールパートナー契約を結んだと発表した。 これにより、パロンゴは、TwoFiveが提供するDMARC解析製品「DMARC/25 Analyze」とフィッシングサイト検出製品「PHISHNET/25」を、またTwoFiveは、パロンゴが提供するBAS(ブリーチ&アタックシミュレーション)製品「SafeBreach」と、サイバーリスクアセスメント製品「BitSight」を販売し、セキュリティソリューションのラインアップを拡充する。

 また、両社はネットワークセキュリティに関する豊富な経験とノウハウをもつ技術者を揃えており、製品の相互販売に加えて、導入・運用支援、コンサルティングサービスなどで技術チームが密に連携し、顧客のサイバーセキュリティ対策の強化を支援していく。

 パロンゴが提供するSafeBreachは、昨今注目され始めたBAS(ブリーチ&アタックシミュレーション)。ITシステムの弱点を探して侵入を試みる一般的なペネトレーションテストと異なり、実際に攻撃として使われた手法や手口を攻撃シナリオとして、ITシステムのあらゆる箇所のセキュリティ対策の有効性を継続的に評価することができる。提供する攻撃シナリオは2万6000以上に及んでいる。

 また、BitSightは、世界1800以上の企業、政府・官公庁組織が導入しており、セキュリティ評価プラットフォームとしてグローバル市場のリーダー的な製品で、セキュリティ対策が適切に設定・運用できているかどうかを監視・観察し、客観的にセキュリティ対策の抜け、漏れ、陳腐化を、通信簿のように評価、可視化することが可能となる。

 TwoFiveでは、これらパロンゴの製品をソリューションに加え、ネットワークレイヤやアプリケーションレイヤ、法制度に対する知見など幅広くカバーするパロンゴの技術チームと連携することで、顧客システムのセキュリティリスクを総合的に評価することができるようになる。

 TwoFiveが提供するDMARC/25 Analyzeは、DMARC認証結果を集計・可視化して、なりすましの発生状況を把握できるSaaS型のDMARC解析ツール。自社のメールを受信する可能性のある顧客やビジネスパートナーに警告通知するなどにより、被害を抑止することができる。

 また、PHISHNET/25は、フィッシングサイトを攻撃者が準備している段階で検出するサービス。フィッシングサイトに誘導するためのメールやSMSが送られて被害が発生する前に、早期に注意喚起のアナウンスをするなどの対策を講じることで、顧客窓口などでの的確な対応が可能となる。

 パロンゴでは、TwoFiveが開発・提供するこれらのサービスをソリューションに加えて、なりすまし対策、フィッシング対策で業界をリードするTwoFiveとともに、なりすましメールや、フィッシング攻撃の拡散をプロアクティブに阻止する対策を積極的に推進していく。

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