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ネットワールドが提供する「NetApp FAS2720A」、千曲市教育委員会が採用

週刊BCN+ 2023年8月22日 15時53分

 ネットワールドは8月21日、長野県千曲市教育委員会が市内13校の小中学校が利用する統合ファイルサーバーの再構築プロジェクトに、ネットワールドが提供するNetApp製ストレージ「NetApp FAS2720A」を採用し、本格稼働を開始したと発表した。

 千曲市教育委員会は、各学校で管理する校務データなどを市役所内に設置した統合ファイルサーバーで集中管理していたが、当初のファイルサーバーは、Windowsサーバー2台とSANストレージによる冗長構成を組んでいたために管理対象が増えてしまい、運用に多くの工数を要し、バックアップに何日もかかるなどの課題があった。

 そこで、2016年に「NetApp FAS2520A」を導入した。その後、文部科学省が主導する「GIGAスクール構想」がスタートして、動画や画像などの大容量データを取り扱う機会が急増し、ストレージの容量が逼迫してきたことから、旧システムの切り替えのタイミングで、新シリーズの上位モデルであるFAS2720Aで統合ファイルサーバーを再構築した。

 新しい統合ファイルサーバーは、容量が従来の2倍に増強されたFAS2720Aを2台採用。1台をメイン用、1台をバックアップ用とし、それぞれのきょう体間で「SnapMirror」によるレプリケーションを行っている。

 現在、教職員の校務データや児童・生徒に提示するデジタル教材、パソコン教室用データなどのデータを管理しており、市内13校の小中学校に勤務する約450人の教職員と約4400人の児童・生徒が、これらのデータを活用しているが、NetAppの専用OSである「NetApp ONTAP」は、とくにNAS用途で動作が軽快で、アクセスが集中する朝夕の時間帯でも、レスポンスが低下することなく、快適な作業環境を提供。また、データ削減機能によりデータ容量を約30%削減、高効率化も実現した。

 システムの提案と構築は、ネットワールドのパートナーであり、長野県内の自治体や学校にNetApp製品の導入実績が豊富なエプソン販売が担当し、提案時から導入後にわたり、NetApp製品に精通しているネットワールドの支援が高く評価された。

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