Infoseek 楽天

CData、「Qlik Replicate」と「CData ODBC Drivers」の連携を開始

週刊BCN+ 2023年9月13日 15時44分

 CData Software Japan(CData)は9月12日、米国ペンシルバニア州を拠点とし、データ統合、データ品質、データ分析で業界をリードするQlik Technologiesが提供するデータレプリケーションツール「Qlik Replicate」での「CData ODBC Drivers」の利用サポート開始を発表した。

 Qlik Replicate内でCData ODBC Driverを使用することにより、kintone、Microsoft Dynamics 365、Microsoft SharePoint、ServiceNow、Oracle NetSuiteなどの270以上のSaaS・DBデータをデータ分析基盤DB/DWHに統合できる。ERP・CRMなどエンタープライズ業務データに社内の誰もがアクセスし、分析・活用できる環境構築を支援する。

 近年、企業で扱うデータは、基幹システムのデータベースに加えSaaSとして提供されるCRM、ERPなど複数のSaaSシステムにデータが分散している。この「データのサイロ化」は、データを可視化・分析する際のアクセスや集約を困難にし、データ活用への大きな障害となっている。Qlik Replicateは主要なDB/DWH/Hadoop間でのデータの取り込み、レプリケーション、ストリーミングのサポートや、クラウド・オンプレミスを問わない柔軟なデータ統合でサイロ化の課題の解決を推進している。しかし、企業が利用するSaaSの種類は急激に増加しており、Qlik Replicateなどのデータレプリケーションツールで利用できるSaaS向けコネクタが求められている。

 今回、CData ODBC Driversは、Qlik Replicateからノーコードで利用できる270種類以上のSaaS/DB連携コネクタとして機能し、急増するSaaSデータの活用ニーズに応えられるようQlik Replicateユーザーをサポートする。この連携によってエンタープライズが必要とするあらゆる業務データを、最も複雑なアナリティクスの課題にも取り組むことができる完全なデータアナリティクスとAI支援ソリューションであるQlik Replicateから、基幹DB/DWHにレプリケート可能となり、財務、顧客、マーケティングデータのQlik Senseでの全社的なレポーティング、ダッシュボード作成を通して企業のデータ活用・データドリブン経営をさらに加速していく。

 Qlik Replicateで使用可能になる主なデータソースは、CRMが「Dynamics 365」「HubSpot」「Sansan」「eセールスマネージャー」、ERP/会計が「SAP Business One」「SAP ByDesign」「Oracle Financials Cloud」「NetSuite」「Dynamics 365 BC」「ServiceNow」「QuickBooks Online」「Veeva」「金蝶ERP」、MAが「Account Engagement(旧Pardot)」「Adobe Marketo Engage」、グループウェアが「kintone」「SharePoint」「Jira、Garoon」、ウェブ/広告が「Google アナリティクス」「Google広告」「Yahoo広告」「Bing広告」、ECが「Amazonマーケットプレイス」「Shopify」「スマレジ」、表計算が「Excel/Excel Online」「Googleスプレッドシート」など。

 CData ODBC Driversは、対応データソースの幅広さだけでなく、シンプルかつ迅速にデータ接続の設定を行うことができる点も特徴となっている。Qlik Replicateとの連携では、二つのステップのみで、ノーコードで連携が実現する。さらに、多様な認証方法、アクセス権の設定、ログ管理、プロキシ対応などのエンタープライズで求められる機能に対応しており、厳格なセキュリティ要件がある環境でも安心して利用できる。

この記事の関連ニュース