SBテクノロジー(SBT)は9月27日、企業や自治体の顧客向けに生成AIの導入支援を開始したと発表した。導入支援はAzure OpenAI Serviceを活用し、外部ネットワークから切り離されたセキュアな生成AIの利用が可能で、SBTが開発した回答精度を向上させるコア技術により、さまざまなビジネス用途で業務効率化を実現する。
ChatGPTの登場により、グローバルで生成AIの利用が一気に普及したが、ビジネスでの利用にあたり、社内で保持するデータを扱うような場合では、顧客から主に二つの導入課題が寄せられていた。一つは、利用者が生成AIに直接質問できるため、セキュリティとプライバシーのリスクが個人にゆだねられ、会社としてその管理や統制が困難である点。もう一つは、社内データから回答を得る際に、的確な回答を得られづらい状況が起きており、業務の効率化にまで至っていないという点だ。
SBTはこれらの課題に対し、顧客の安全な生成AIの利用と業務効率化の実現を目指し、セキュアな生成AIの利用を可能にするAzure OpenAI Serviceの検証を早期に開始。また、SBTの社内利用や一部顧客との共同実証で、生成AIの回答精度の向上に取り組んできた。今回、これまでに得られたノウハウをサービス化し、企業や自治体に向けて生成AIの導入支援を開始することにした。
導入支援では、Azure OpenAI Serviceを活用し、企業や自治体の顧客に向けてセキュアに生成AIを利用できる環境を提供する。SBTのデータサイエンティストによる技術提供を通じて、Microsoft Azureでのクラウド環境の構築から運用まで、顧客の課題や要望に応じてワンストップで支援する。生成AIの汎用的な利用をはじめ、SBTのコア技術で社内のマニュアルや議事録データなどの顧客が保持するデータからの適切な回答が得られるようになり、業務の効率化を実現する。まずは生成AIを導入したいとするスモールスタートから、各種データベースや他アプリケーションとの連携による業務効率化に向けた活用まで幅広く対応する。
また、SBTは日本マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceリファレンスアーキテクチャー賛同パートナーとして、Azure OpenAI Serviceの安全な利活用と導入に向けた支援を推進していく。
なお、SBTでは協和キリンとともに、今年5月から生成AIのビジネス活用に向けた共同実証を開始している。協和キリンの研究開発本部内で、SharePoint Onlineに格納された膨大な量の研究開発関連文書ファイルの検索時間を短縮させるために、生成AIの回答精度の正確性や利便性などの検証を行った。
実証環境として、SBTのコア技術に加えて利用者側でさまざまな設定ができる機能を搭載した情報検索アプリケーションを開発している。例えば、AIによる回答結果の揺らぎを与えたくない研究開発関連文書については、必ず質問に対して一意の回答が得られるように、実務にあわせた回答結果の設定ができたり、回答元となる文書ファイルと引用箇所の表示、またその引用数の指定ができたりするなど、各種設定項目を搭載し検証を行った。これらの結果、文書検索で適切な回答結果を得られ業務効率の有効性が確認できた。今後、実証範囲を拡大していくとともに、並行して進めている全従業員約5000人への生成AI利用に向け、継続的に支援を行っていく。
ChatGPTの登場により、グローバルで生成AIの利用が一気に普及したが、ビジネスでの利用にあたり、社内で保持するデータを扱うような場合では、顧客から主に二つの導入課題が寄せられていた。一つは、利用者が生成AIに直接質問できるため、セキュリティとプライバシーのリスクが個人にゆだねられ、会社としてその管理や統制が困難である点。もう一つは、社内データから回答を得る際に、的確な回答を得られづらい状況が起きており、業務の効率化にまで至っていないという点だ。
SBTはこれらの課題に対し、顧客の安全な生成AIの利用と業務効率化の実現を目指し、セキュアな生成AIの利用を可能にするAzure OpenAI Serviceの検証を早期に開始。また、SBTの社内利用や一部顧客との共同実証で、生成AIの回答精度の向上に取り組んできた。今回、これまでに得られたノウハウをサービス化し、企業や自治体に向けて生成AIの導入支援を開始することにした。
導入支援では、Azure OpenAI Serviceを活用し、企業や自治体の顧客に向けてセキュアに生成AIを利用できる環境を提供する。SBTのデータサイエンティストによる技術提供を通じて、Microsoft Azureでのクラウド環境の構築から運用まで、顧客の課題や要望に応じてワンストップで支援する。生成AIの汎用的な利用をはじめ、SBTのコア技術で社内のマニュアルや議事録データなどの顧客が保持するデータからの適切な回答が得られるようになり、業務の効率化を実現する。まずは生成AIを導入したいとするスモールスタートから、各種データベースや他アプリケーションとの連携による業務効率化に向けた活用まで幅広く対応する。
また、SBTは日本マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceリファレンスアーキテクチャー賛同パートナーとして、Azure OpenAI Serviceの安全な利活用と導入に向けた支援を推進していく。
なお、SBTでは協和キリンとともに、今年5月から生成AIのビジネス活用に向けた共同実証を開始している。協和キリンの研究開発本部内で、SharePoint Onlineに格納された膨大な量の研究開発関連文書ファイルの検索時間を短縮させるために、生成AIの回答精度の正確性や利便性などの検証を行った。
実証環境として、SBTのコア技術に加えて利用者側でさまざまな設定ができる機能を搭載した情報検索アプリケーションを開発している。例えば、AIによる回答結果の揺らぎを与えたくない研究開発関連文書については、必ず質問に対して一意の回答が得られるように、実務にあわせた回答結果の設定ができたり、回答元となる文書ファイルと引用箇所の表示、またその引用数の指定ができたりするなど、各種設定項目を搭載し検証を行った。これらの結果、文書検索で適切な回答結果を得られ業務効率の有効性が確認できた。今後、実証範囲を拡大していくとともに、並行して進めている全従業員約5000人への生成AI利用に向け、継続的に支援を行っていく。