Infoseek 楽天

TwoFive、「DMARC/25 Analyze」販売でWOW WORLDと業務提携

週刊BCN+ 2023年9月29日 15時12分

 TwoFiveは9月27日、企業のマーケティングとカスタマーサクセスのコミュニケーションの課題解決を支援するWOW WORLD(ワオワールド)と、「DMARC/25 Analyze」の販売で業務提携したと発表した。 TwoFiveは、DMARC普及促進の旗振り役として啓発活動を進めている。メール送信パッケージ市場をけん引する「WEBCAS e-mail」を開発・提供するWOW WORLDが、今回、DMARC/25 Analyzeの販売チャネルに加わることで、多くの顧客にDMARCの導入が進むと期待している。

 近年、なりすましメールによる被害が増加しており、ブランドや社名を悪用され被害を受けている企業や団体が後を絶たない。その対策として、官民挙げて普及促進に尽力しているのが送信ドメイン認証の業界標準技術であるDMARC。同技術は、メールの送信元や差出人メールアドレスが信頼できるものかどうかを判断して、正規ドメインになりすまして送信されたフィッシングメールを検知し、メールユーザーの手元に届かないよう制御することを可能にする。

 TwoFiveが開発・提供するDMARC/25 Analyzeは、DMARCによる認証結果情報を集計・可視化して解析し、ウェブベースのわかりやすいレポートを提供するサービス。受信メールサーバー側からフィードバックされる膨大なXML形式の情報(DMARCレポート)を集計・可視化して解析し、なりすまし対策に効果的に活用できるようにする。不審なメールの存在や内容を的確・迅速に把握できるため、自社のメールを受信する可能性のある顧客やビジネスパートナーに警告通知するなどの対策を講じて、被害拡大を低減することができる。

 WOW WORLDが開発・提供するメール配信システムWEBCAS e-mailは、毎時1000万通以上の大量高速配信を実現し、20年以上にわたり企業や官公庁など多くの顧客に利用されているが、DMARC/25 Analyzeと組み合わせて活用することで、メールによるマーケティングやビジネスコミュニケーションの安全性や確実性を高めることが可能となる。

この記事の関連ニュース