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都築電気、青果卸売業向け販売管理システム「TCloud for Smart 青果」を提供

週刊BCN+ 2023年10月23日 15時32分

 都築電気は、青果卸売業向け販売管理システム「TCloud for Smart 青果」の提供を開始した。「業界共通のクラウドプラットフォーム」として、環境変化の激しい青果卸売業のICT活用促進に向けたサービスを提供し、持続的な価値向上を支援する。

 青果卸売業界を巡っては、2020年に改正された卸売市場法、流通ルートの多様化、人材不足や業務の属人化など、環境変化に対応していくため、これまで以上のICT活用が求められている。

 都築電気では、青果卸売業向けのICTサービス提供に40年以上取り組んでいる。中期経営計画「Transformation 2026」でも、特定市場へのDXサービス領域を成長領域の一つに位置付けており、今回、業種固有のデジタル化ニーズに応えるため、TCloud for Smart 青果のサービスを提供する。長年培った業務ノウハウをクラウドサービスとして、規模を問わず幅広い顧客に提供することで「業界全体の環境変化への対応」と「持続的な価値向上」を支援していく。

 TCloud for Smart 青果は、長年の業界ノウハウや知見を基に、必要な基本機能を網羅。標準化を考慮した設計で、業務の属人化を解消し、働き方改革への対応とBCP対策を実現する。また、卸売市場法改正・インボイス制度に対応。強固なセキュリティと最新のクラウドテクノロジーを活用し、運用サービス(業務アウトソーシング、保守)の提供により、業務負荷を軽減する。

 今後、業務データとオープンデータを活用した分析機能など、AIによる予測機能を提供する。また、各種帳票のウェブ化や仲卸とのデータ連携など、ペーパーレス化や効率化のための機能強化を実施する予定。

 価格は、導入10端末以下の場合、初期費用が24万円、利用料は月額3万円/1端末。導入端末数により価格が異なる。同社では、29年3月末までに、100社以上の顧客への導入を目標としている。

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