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DISがAI insideとディストリビューター契約、AI-OCRサービス提供へ

週刊BCN+ 2023年11月8日 15時10分

 ダイワボウ情報システム(DIS)は11月7日、AIプラットフォームを提供するAI insideとディストリビューター契約を締結したと発表した。12月1日からDISのサブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」にAI insideのAI-OCRサービスを掲載し、提供を開始する。

 日本では、生産年齢人口の減少による働き手不足が深刻化の一途をたどるなかで、生産性の向上や業務の高付加価値化といった働き方改革が推進されている。この取り組みに大きく貢献してきたテクノロジーの一つがAI-OCR。紙や画像、PDFなどで受け渡しする請求書や領収書といった各種帳票をAIが高精度に読み取りデジタルデータ化することで、これまで手入力で行っていた帳票管理業務を効率化することができる。

 AI insideは、独自のAI-OCRサービス「DX Suite」を2600社以上に導入。これまでエンタープライズを中心とした多くの企業の生産性向上・働き方改革を支援してきた。今後も、働き手不足の解消を目指して、中小企業を含むより多くの企業にDX Suiteを広く提供する体制構築を推進していく。

 DISは12月1日から、サブスクリプション管理ポータルのiKAZUCHI(雷)にDX Suiteを掲載し、取り扱いを開始する。iKAZUCHI(雷)は、DISのパートナー向けシステムで、多様化するサブスクリプション型のクラウドサービスの注文工数を削減し、月額や年額の継続型ストックビジネスの契約や契約者の一元管理が可能となる。まずは、12月1日の取り扱い開始に先駆けて、11月8~9日に兵庫県姫路市で開催する「DISわぁるど in 姫路」にAI insideブースを出展し、DX Suiteの取り扱いパートナーの拡大を目指す。

 AI insideでは今後、DX Suiteに生成AIを活用した各種新機能を追加し、これらを「DX Suite Extensions」として、12月以降に順次提供していく予定。また、AI insideの各種サービスとDISが取り扱う各種SaaS関連商材との新たな連携ソリューションの提供も計画。これらの取り組みを通じて、DX Suiteのさらなる拡販だけでなく、生成AIのビジネス普及も推進していく。

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