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SBT、ITR調査レポート「SOCサービス市場」の2分野で2年連続シェア1位を獲得

週刊BCN+ 2023年12月14日 13時31分

 SBテクノロジー(SBT)は、アイ・ティ・アール(ITR)が11月21日に発行した「ITR Market View:エンドポイント・セキュリティ対策型/情報漏洩対策型SOCサービス市場2023」で、「SIEM運用分析サービス/マネージドXDRサービス市場」と「Microsoft 365運用監視サービス市場」の2分野で、2022年度ベンダー別売上金額シェア1位を獲得し、2年連続シェア1位となった。

 同レポートによると、1位を獲得した「SIEM運用分析サービス/マネージドXDRサービス市場」のSBTの国内シェアは20.4%で、23年度でも国内シェア1位を獲得すると予測されている。加えて、同サービス市場の53.2%を占める従業員規模1万人以上での売上金額シェアも32.6%で1位を獲得した。SIEMとは、複数の機器のログをリアルタイムに相関分析し、現在の脅威と照らし合わせて分析を行うもので、瞬時に検知し迅速な対応につなげられることから導入企業が増加しており、23年度の市場規模は前年度比113.5%と予測されている。

 「Microsoft 365運用監視サービス市場」の国内シェアは37.8%で、業種別と従業員規模別の売上金額シェアでも、すべてのカテゴリーで1位となった。23年度も34.9%と高いシェアを維持し1位を獲得すると予測されている。同サービス市場は、クラウドシフトとMicrosoft 365を導入する大企業を中心に導入が進んでおり、従業員規模1000人以上が9割前後の国内シェアを占め、ハイエンドなシステム運用を求める大企業を中心に、今後も導入増加が見込まれており、23年度は前年度比130.9%と予測されている。

 このほか、「ID管理セキュリティ運用監視サービス市場」の国内シェアは2位で、前年度比226%の急成長を遂げた。同レポートの総括で、「ゼロトラストセキュリティの概念が定着したことで、認証強化のためにID管理セキュリティを刷新する企業が増加している。なかでもSBTは、ゼロトラストセキュリティを訴求したホワイトペーパーの作成、サービス認知度向上に向けたプロモーション活動の強化、セキュリティ監視人員の増強など積極的な展開により、同サービスの実績が増加している。同社の急成長が市場の伸びに貢献した」と評価している。

 SBTは、巧妙化・多様化するサイバー攻撃への対策を支援するサービスとして、包括的なセキュリティを支援するコンサルティングから、セキュリティ製品の導入・運用支援、マネージドセキュリティサービス(MSS)、インシデント発生後の復旧支援まで、顧客の重要な情報資産保護や事業継続をサポートする幅広いサービスをワンストップで提供している。セキュリティ監視センター(SBT-SOC)で、24時間365日体制でセキュリティアナリストが顧客の情報資産を守る。これらSBTが提供するサービスのうち、12のセキュリティサービスを「NOZ SECURITY(ノズ セキュリティ)」と定め、サービス展開している。

 現在、数百を超えるエンタープライズ企業と、12県405市町村の自治体がセキュリティ監視・運用サービスを利用している。また、全国の販売パートナーとの協業強化により、主力であるMSSに加えて、中堅・中小規模の企業でも導入しやすい低価格帯のクラウドサービスを提供するなど、顧客ニーズに沿ったセキュリティサービスの拡充を推し進めている。引き続き、顧客の抱えるセキュリティ課題の解決に向けて取り組んでいく考え。

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