Infoseek 楽天

鈴与シンワート、「あさレポ」に多言語対応機能を追加

週刊BCN+ 2024年2月7日 15時35分

 鈴与シンワートは2月7日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」の追加機能として、5月から「多言語対応機能」を提供すると発表した。3月リリースの「ビデオ点呼機能」とあわせ、4月から限定解禁されるライドシェアに対応する安全運転管理サービスとして提供する。 「ライドシェア」は、一般ドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶことを指す。政府は4月からタクシーが不足する地域や時間帯に限り、タクシー事業者がライドシェアの運行管理をするなどの条件のもと、ライドシェアを限定解禁する方針を決めた。

 ライドシェアの実施にあたり、タクシー事業者がドライバーへの教育や車両整備、運行管理を行う。また、事故が発生した際は、タクシー事業者が責任を負うため、アルコールチェックをはじめとした安全運転管理が必要となる。

 あさレポは、運転前のアルコールチェックと検温記録を専用のクラウドサーバーで一元管理するサービス。運転前に利用することで酒気帯び運転や発熱時運転を予防する。道交法のアルコール検知器使用義務、4月1日施行の旅客自動車運送事業運輸規則改正などに対応する。

 5月から新たに追加する多言語対応機能は、外国人ライドシェア運転手を管理するタクシー事業者向けのアルコールチェックサービス。アルコールチェックのアプリケーションを英語と中国語で操作できる。外国人ライドシェア運転手は使用言語に対するストレスが解消され、タクシー事業者にとっても安心して利用することが可能となる。

この記事の関連ニュース